2025-01

南信

蓮華寺 絵島の墓(長野県伊那市)

れんげじ えじまのはか蓮華寺の境内にある、大奥御年寄だった絵島の墓所絵島生島事件(醜聞)で罪を得た絵島は高遠に幽閉され、生涯を終えた『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.212日本伝承大鑑 長野県伊那市 高遠町長藤
南信

真菰ヶ池跡(長野県伊那市)

まこもがいけあと真菰ヶ池の近くに住んでいた武田の落ち武者が、池で雄のおしどりを射たが、引き寄せると首がなかった1年後、真菰ヶ池で雌のおしどりを射たが、その羽の下にはつがいの雄の首があった夫婦の情愛を知った武士は出家して、池のほとりに寺を建て...
南信

火ともし山(長野県岡谷市)

ひともしやま恋仲だった男が諏訪湖の西へ引っ越したが、男は毎晩山で火をともすことを約束した女は酒の入った筒を持ったまま、灯火を頼りに諏訪湖の反対側から走って男に会いに来た酒の入った筒が熱くなるほど毎夜走ったが、さらに我慢できず遂に湖を泳いで渡...
中信

松本城(長野県松本市)

まつもとじょう一揆を起こした多田加助(義民)が処刑される直前、城を睨んだところ西に少し傾いたとされる(呪い)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.185長野県松本市 丸の内
中信

寝覚の床(長野県上松町)

ねざめのとこ木曽川の川岸(岸水辺)にある景勝地龍宮から戻った浦島太郎が諸国を巡ってこの地に定住、その後玉手箱を開けて老人となっていなくなった人身御供を要求する化け物が棲み着いていたが、村人総出で引き揚げたところ、主は巨大な山椒魚であった(化...
中信

雑炊橋(長野県松本市)

ぞうすいばし昔、橋がなかったために行き来が出来なかった南北の村の男女が恋仲となった2人は雑炊(料理:地名の由来)を食べるなど節約して金を貯め、やがて刎橋を建設して、めでたく結婚したとされる(恋の伝説)刎橋は周期的に架け替えられたが、その渡り...
北信

久米路橋(長野県長野市)

くめじはし娘の「赤まんま食べた」という歌で盗みがばれた男が人柱にされて完成した橋その後娘は口を利かなくなったが、ある時鳴き声のせいで撃たれた雉を見て「雉も鳴かずば撃たれまい」と一言だけ喋ったとされる(教訓譚)『日本の伝説3 信州の伝説』(角...
北信

善光寺 地震横死塚(長野県長野市)

ぜんこうじ じしんおうしづか善光寺境内、事務局のそばにある供養塔弘化4年(1847年)に起きた善光寺地震で亡くなった約10000人を供養した碑『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.149長野県長野市 元善町
東信

笄の渡し(長野県坂城町)

こうがいのわたし戦国大名の村上義清の居城・葛尾城が落城した時、奥方は千曲川を渡って逃げ落ちた(落城伝説)手助けをした渡し場の船頭に、礼として笄(装身具)を手渡したとされる『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.142長野県坂城町 坂城
南信

犬神様(長野県飯田市)

いぬがみさま犬と共に山で一夜を明かした猟師が、やかましく吠える犬の首を刎ねた首は宙を舞って、隠れていた大蛇に噛みつき、猟師は難を逃れた(忠犬伝説)この犬を祀った祠がある『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.115長野県飯田市 南信濃和...