2025-03

西讃

道隆寺(香川県多度津町)

どうりゅうじ四国八十八ヶ所霊場の1つ領主(地方豪族)の和気道隆が、毎夜光る桑の木を怪しみ、そこに向かって矢を放ったその時誤って乳母を射殺してしまったため、その木を伐って仏像を彫り、堂を建てたことから始まる(創建伝説)『日本の伝説5 讃岐の伝...
西讃

寿覚院 石工重三郎の墓(香川県丸亀市)

じゅかくいん いしくじゅうざぶろうのはか寿覚院にあり、石工の羽坂重三郎のものと伝えられる墓所丸亀城の石垣工事の責任者であったが、完成後、石垣を容易く登る姿を見た殿様が秘密漏洩を怖れた城の二の丸にある井戸に潜らせて、その上から石を投げ入れて殺...
西讃

丸亀城(香川県丸亀市)

まるがめじょう城の石垣建築が難航したため、雨の日に通りがかった豆腐売りを人柱にしてしまった雨の日になると、石垣周辺では男が豆腐を売る売り声が聞こえるようになったという(声の怪)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.49香川県丸亀市 一...
西讃

おじょもの足跡(香川県丸亀市)

おじょものあしあと飯野山(讃岐富士)の山頂にある巨石(痕が残る石)“おじょも”という名の巨人が造った山とされる造った後で小便をするため、足を掛けた跡が残されている『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.45香川県丸亀市 飯山町
高松坂出

高屋神社(香川県坂出市)

たかやじんじゃ別名「血の宮」崇徳上皇の遺体を運ぶ途中、雨が降ってきたため棺を台石に置き、再び発とうとすると棺から血がしたたり落ちていた(死者の怪:血の怪)上皇の霊を慰める神社を建て、血の付いた台石も奉納した(名称の由来)『日本の伝説5 讃岐...
高松坂出

白峯寺 頓証寺殿(香川県坂出市)

しろみねじ とんしょうじでん白峯寺(四国八十八ヶ所霊場)境内にある、崇徳上皇の廟所(陵墓)守護神として白峯権現相模坊(天狗)も祀られている西行が白峯陵を訪れ、和歌を詠んだ際に、堂が鳴動したとされる『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p....
高松坂出

八十場の霊泉(香川県坂出市)

やそばのれいせん悪魚(怪魚)退治した日本武尊(あるいは讃留霊王)一行は、その毒気に当てられて人事不省となった(化け物退治)その時神童が現れて、この湧水の水を飲ませて88名を正気に返らせた(地名の由来)崇徳上皇が崩御した後、遺体をこの水に浸し...
高松坂出

讃岐国分寺 梵鐘(香川県高松市)

さぬきこくぶんじ ぼんしょう百々[童洞]淵の大蛇がかぶっていた鐘とされ、別子八郎(武人)によって讃岐国分寺(四国八十八ヶ所霊場)に奉納された生駒一正(大名)が気に入って城下に持ち帰ったが、「国分寺へいのう(帰ろう)」と鳴り響くため、元に戻し...
高松坂出

百々淵(香川県高松市)

どうどうのふち「童洞」とも表記鮎滝橋の北にある淵大蛇が棲み着いており、別子(別枝)八郎という弓の名人(武人)が退治しようとした大蛇は頭に鐘をかぶり矢を防いだが、二の矢に当たり、数日後死体が河口の沖合に浮かんだ(化け物退治)大蛇のかぶっていた...
高松坂出

塩江温泉(香川県高松市)

しおのえおんせん行基がひどい湿疹に悩まされていた折、ある聖に勧められ、霊泉に浸かると治ったことから始まる温泉『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.40香川県高松市 塩江町安原上東