2025-04

北総

甚兵衛渡し(千葉県成田市)

じんべいわたし印旛沼にある渡し場佐倉惣五郎が江戸へ訴状を出しに行く際、この渡しを使った渡し守の甚兵衛は藩の禁を破って惣五郎を船に乗せ、その後で沼で自害した『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.38千葉県成田市 北須賀
北総

宗吾霊堂(千葉県成田市)

そうごれいどう義民・佐倉惣五郎を祀る霊堂(堂宇)墓のある場所が処刑の地(刑場)とされる『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.38日本伝承大鑑:千葉県成田市 宗吾
北総

成田山新勝寺(千葉県成田市)

なりたさんしんしょうじ平将門を調伏するため、寛朝僧正(名僧)が不動明王像を奉じてこの地で護摩祈祷をおこない、敗死させた乱の平定後、不動明王像が動かなくなったので、この地に留めおいて寺を開いた(創建伝説)平将門を祭神とする神社とは相性が悪く、...
外房

成田山御本尊上陸地(千葉県横芝光町)

なりたさんごほんぞんじょうりくち平将門調伏のために寛朝僧正(名僧)が不動明王像を奉じ、船で上陸した地乱の平定後、不動明王像は成田山新勝寺の本尊となった(創建伝説)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.36千葉県横芝光町 尾垂浜
北総

松虫寺 お杖銀杏(千葉県印西市)

まつむしでら おつえいちょう病気平癒した松虫姫(不破内親王)が都に戻る折、来るときに使っていた杖を地面に挿して帰った春になって杖は芽吹き、その後立派な銀杏の木となった枝から垂れている乳枝を煎じて飲むと、乳の出が良くなる(授乳の俗信)『日本の...
北総

松虫寺(千葉県印西市)

まつむしでら不治の病の松虫姫(不破内親王)は病を治すお告げを聞いて、行基と共に下総国へ向かった(貴種流離譚)薬師堂に籠もった姫は、満願の日に病が治り、都へ戻った感激した父の聖武天皇は行基に命じて7体の薬師仏を造らせて寺を建立、後に姫の死後に...
北総

戸崎観音堂(千葉県印西市)

とざきかんのんどう金売り吉次の守り本尊である十一面観音像(仏像)を祀る境内に吉次兄弟の墓とされる板碑がある『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.34千葉県印西市 中根
北総

吉次沼(千葉県印西市)

きちじぬま金売り吉次兄弟がこの地を通りがかった時、荒神左近という盗賊が兄弟を殺して金品を奪った吉次兄弟の墓があったが、宝永元年(1704年)の洪水で流され、その一帯は沼になってしまったため名がついた(地名の由来)『日本の伝説6 房総の伝説』...
北総

竜腹寺(千葉県印西市)

りゅうふくじ印旛沼に龍が棲んでいたが、旱魃で苦しむ民を見て、龍王に逆らって雨を降らせようとして殺された(雨乞い伝説:人助けの物怪)龍の身体は頭・胴・尾の3つに切られ、空から落ちてきた村人はそれぞれの部分を丁重に葬り、龍角寺・竜腹寺・龍尾寺を...
北総

▲子者清水(千葉県栄町)

こはしみず岩屋古墳の崖下の民家にある湧水自分の稼ぎで父親に酒を飲ませていた息子(孝子)が、ある時稼ぎが少なかったため、近所の水を汲んで飲ませた水を飲んだ父親は「旨い酒だ」と言って喜んだが、息子が飲むとただの水であった(子は清水)『日本の伝説...