2025-04

東葛飾

船橋大神宮(千葉県船橋市)

ふなばしだいじんぐう正式名称は意富比神社(おおひじんじゃ)日本武尊の東征の折、日照りに苦しむ民のために天照大神を祀り祈ったところ(雨乞い伝説)、雨が降ったことから始まる(創建伝説)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.14千葉県船橋市...
内房

千葉寺 戻り鐘(千葉県千葉市中央区)

せんようじ もどりがね古鐘を改鋳しようと江戸まで運ばせたが、毎夜「千葉寺、千葉寺」泣きだしたため、そのまま寺に返した(泣く物) 古鐘は江戸後期の大火によって焼けてしまって、今はない『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.13千葉県千葉市...
内房

羽衣の松(千葉県千葉市中央区)

はごろものまつ天女(天人)が池に生える「千葉の蓮」を見に下りてきて、羽衣を松の木に掛けた領主の常将(地方豪族)は羽衣を隠すと、天女と夫婦となって子をもうけ、千葉の姓を帝から授かった(姓名の由来)天女は羽衣を見つけて天に帰ったが、常将が亡くな...
内房

七天王塚(千葉県千葉市中央区)

しちてんのうづか北斗七星の形に配置された7つの塚平将門の影武者の墓とも、千葉氏の7人兄弟の墓であるとも伝わる塚に生えている樹木を伐ると祟りがある(祟る物)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.11日本伝承大鑑:千葉県千葉市中央区 亥鼻
内房

お茶の水(千葉県千葉市中央区)

おちゃのみず平良文(平氏)の子・忠頼が生まれた時に湧き出てきた湧水で、産湯の水に使った千葉常胤(源平の武将)が源頼朝を出迎え、この水で茶を点てて歓待した『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.11千葉県千葉市中央区 亥鼻
下越

雨乞い地蔵(新潟県新潟市秋葉区)

あまごいじぞう堀に地蔵をつけておくと、数日で雨が降る(祈雨)雨乞いを面倒がった男が鉈で地蔵の鼻を斬ったところ、自分の鼻が落ちた(罰を与える)『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.99新潟県新潟市秋葉区 飯柳
中越

八海山の放れ駒(新潟県南魚沼市)

はっかいさんのはなれごま雪解け頃に八海山に現れる残雪松之山に住む与作は、節句に働かない掟を破って、馬を使って苗代かきをした(禁を犯す)働かされた馬は怒って、与作共々空高く舞い上がり、八海山を駆けめぐって死んでしまったこの馬が死んだ場所に残雪...
中越

雲洞庵(新潟県南魚沼市)

うんとうあん年を経た大鼠が2匹雲洞庵に棲み着いて暴れ回り、ついには住職まで噛み殺すに至った檀家の者が屈強の猫2匹を使って鼠を退治したが、猫も一晩の戦いの傷で死んでしまった(動物報恩譚)葬列を襲った化け猫(火車)を住職の北高和尚(名僧)が殴り...
下越

山熊田観音(新潟県村上市)

やまくまたかんのん熊山田地区にある浅間神社の別称平家の落人がこの地に隠れ住み、戦国時代まで周囲に知られず暮らしていた箸(椀)が上流から流れてきたため、上杉家臣で府屋城主の大川三郎(戦国武将)はただちに兵を率いて攻め入った集落の長老・相俣弥一...
下越

一ノ宮河内神社(新潟県村上市)

いちのみやかわうちじんじゃ後白河天皇の第三皇子(=以仁王)とされる雲上佐一郎公(伝承の男性)を祭神とする(後鳥羽上皇の第三皇子とも)越後に下向した雲上公は、この地で家臣(あるいは土地の者)に計略を以て便所で殺された雲上公の娘は父親が殺された...