2025-05

備北芸北

熊野神社(広島県三次市)

くまのじんじゃかつては若一王子神社と称した雄略天皇が熊野権現を紀伊国から勧請したとされる即位前の雄略天皇が一時期この地に滞在したともされる(貴種流離譚)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.104広島県三次市 畠敷
備後

通盛神社(広島県福山市)

みちもりじんじゃこの地に落ち延びた平通盛(平氏)とその妻の小宰相(平家の落人)を祭神として祀る神社『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.92広島県福山市 沼隈町中山南
備後

赤幡神社(広島県福山市)

あかはたじんじゃ平家の落人の子孫が住む谷にある、平家の赤旗を祀る神社源氏の旗の色である白を忌み(禁忌)、かつて境内に綿を植えた者は病死し、その年は凶作となった(祟り)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.92広島県福山市 沼隈町中山...
備後

皇后島(広島県福山市)

こうごうしま神功皇后が三韓征伐の帰途にこの地に立ち寄った仙酔島に立ち寄る際、この島に船を繋いでで小舟に乗り換えて上陸したとされる(地名の由来)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.91広島県福山市 鞆町後地
広島廿日市

帯掛明神 重なり岩(広島県廿日市市)

おびかけみょうじん かさなりいわ出雲から厳島へ向かう途中、市杵島姫命(宗像三女神)が休憩して乳飲み子を背負っていた帯(装身具)を岩に掛けた地とされる重なり岩は一度地震で落ちたことがあるが、翌日にはまた元通りの姿に戻った(落ちない石)『日本の...
備後

満願寺 宙づり観音(広島県尾道市)

まんがんじ ちゅうづりかんのん仏像の足と蓮華台の間に半紙が通るほどの隙間があるため、この異名を持つ寺が他国へ移転したため仏像もこの地を離れたが(あるいは盗まれた)、いつしか戻ってきた信者の夢に観音が現れ、巡礼(巡礼六部)に背負って貰って戻る...
広島廿日市

多家神社(広島県府中町)

たけじんじゃ別名・埃宮(えのみや)神武東征の途中に一行が立ち寄り、しばらく滞在した地とされる上陸した神武天皇が土地の者に対して「誰であるか」と尋ねたことから名付けられた誰曽廼森(叢林)がある旧社地には神武天皇の腰掛け石が残されている『日本の...
備北芸北

雄橋/雌橋(広島県庄原市/神石高原町)

おんばし/めんばし帝釈峡(渓谷峡谷)にある、石灰岩で出来た天然の橋(奇岩怪石)帝釈天に命じられ、陰陽2匹の鬼(鬼神)がそれぞれ一夜で完成させた(一夜作り伝説)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.118広島県庄原市 東城町帝釈未渡(...
備北芸北

徳雲寺(広島県庄原市)

とくうんじこの地に棲む藍婆鬼は人を襲い、石臼(裏山に現存するとも)で磨り潰して食らっていたこの寺の開祖が藍婆鬼に説法して改心させ、鬼は証として自らの角を折って寺に納めた(人外の悟り)この故事より、寺紋(紋章)に「角の部分を取った鬼の字」が用...
備北芸北

猫山(広島県庄原市)

ねこやま山の形が、猫の寝姿に似ていることから名がついた(地名の由来)山中に化け猫がいて、人を襲うとされる山中で怪異に遭った猟師が鉄砲(鉄砲火薬)を撃ち、血の跡を追って人に化けていた猫を仕留めた(化け物退治)『日本の伝説21 広島の伝説』(角...