2025-05

備後

七ツ池(広島県府中市)

ななついけ雄の大蛇が池に棲んでおり、蛇円山の雌の大蛇がたびたび会いに来た雌の大蛇の移動で田畑が荒らされたため、ある武士が退治した残された雄の大蛇はさらに暴れ、青目寺の小僧(稚児)を食い殺すなどしたので、住職(僧侶)によって殺された(化け物退...
備後

蛇円山(広島県福山市)

じゃえんざん別名は備後富士天から大蛇(龍)が山頂に降りてきたとされ、山頂には八大龍王を祀る祠がある過去より大蛇の目撃が多い『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.98広島県福山市 駅家町雨木
備後

犬塚大明神(広島県神石高原町)

いぬづかだいみょうじん荒れ寺に化け物が棲み着き、村を荒らし、人身御供を要求した坂田金時が化け物の正体が狸と見抜き、出雲の“権吾呂太夫”を怖れていることを知った村の者は出雲に行き、“権ノ守”という犬を借り受け、狸を退治した(化け物退治)傷つい...
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岩屋権現(広島県福山市)

いわやごんげん正式名称・多祁伊奈太岐佐耶布都神社(たけいなたきさやふつのじんじゃ)、別名・岩穴宮素戔嗚尊が八岐大蛇を退治した時に使った剣(刀剣)が祀られていた日本武尊が海賊をこの洞穴まで追って平定したことから祭神に合祀された『日本の伝説21...
備後

姫谷焼窯跡(広島県福山市)

ひめたにやきかまあと陶工の市右衛門が開いた窯の跡美しい赤色を出すために若い女性の血を搾り取ったとの噂があった(血の怪)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.95広島県福山市 加茂町百谷姫谷
備後

ゆるぎ地蔵(広島県福山市)

ゆるぎじぞうある侍が地蔵の前で妊婦を辻斬りしたところ、赤子が産まれた侍が立ち去る間際、地蔵が揺らぎながら「わしは言わんが、われ言うな」と言った(喋る物)その後、侍が人を斬った話をしたところ、その時の赤子だった若者に話を聞かれて仇討ちされた(...
備後

イコーカ山古墳 宝篋印塔(広島県福山市)

いこーかやまこふん ほうきょういんとう古墳の西側にある宝篋印塔は、足利義昭の墓(墓所)であると言われる近くの池の埋め立てに失敗した池奉行(藩士)がこの古墳の上で自決し、その墓とも言われる『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.94広島...
備後

神村八幡神社 八重明神(広島県福山市)

かむらはちまんじんじゃ やえみょうじん神村一帯の領主であった石井又兵衛(地方豪族)に阿良(八重)という側室がいたが、山伏(行者山伏)と懇ろになった(不義密通)怒った又兵衛は、阿良を蛇や百足を入れた箱に首だけ出して閉じ込め、その首を鋸引きさせ...
備後

高諸神社(広島県福山市)

たかもろじんじゃ通称「おつるぎさん」白鳳5年(676年)に新羅王(渡来人)など3名が漂着し助けられたが、翌年王は亡くなった次の年に助けた里長の夢に王が現れ(夢告)、自分が素戔嗚尊であると告げたため、社を建てた(創建伝説)『日本の伝説21 広...
備後

阿伏兎観音(広島県福山市)

あぶとかんのん正式名称は磐台寺花山院が納めた石像の観音(仏像)は一時行方知れずとなったが、漁夫の見た夢のお告げで沖合から発見された(夢告)安産・子育てのご利益があり、乳房の形をした絵馬が奉納される『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p...