2025-06

奥能登

倒さ杉(石川県珠洲市)

さかさすぎ八百比丘尼が近くの高照寺の薬師如来に祈願して、昼食の杉の箸を刺して、百日千万遍の念仏を唱えた祈願が叶い比丘尼の病は癒え、箸も根付いて巨木となった『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.125石川県珠洲市 上戸町寺社
奥能登

法住寺 泣き桜(石川県珠洲市)

ほうじゅうじ なきざくら空海が見附島の浜にたどり着いた時、白山の神がこの地に案内した空海が唐から投げた五鈷(金剛杵)が桜の木に引っ掛かっており、法華経を読経していた(喋る物)法住寺の裏山の墓地にある別名・吼木桜(ほえぎざくら)『日本の伝説1...
奥能登

高井の地蔵杉(石川県珠洲市)

たかいのじぞうすぎ八百比丘尼が植えたとされる杉の木木が成長し、根元に置いてあった地蔵を抱え込む形となった『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.124石川県珠洲市 宝立町春日野
奥能登

見附島(石川県珠洲市)

みつけじま空海が佐渡から能登へ向かった時に船中から法華経の読経が聞こえ、浜(浜海岸)にたどり着いた時初めに目に付いたのがこの島とされる(地名の由来)その形から軍艦島とも呼ばれる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.123石川県...
奥能登

恋路観音堂(石川県能登町)

こいじかんのんどう横恋慕のために助三郎を殺し、鍋乃を自害させた源次は、罪滅ぼしのため村を出奔した僧となった源次はその後郷里に戻り、観音堂(堂宇)を建てて菩提を弔った観音堂が出来てから集落で火事が起こることがなくなった『日本の伝説12 加賀・...
奥能登

恋路海岸(石川県能登町)

こいじかいがん窮地を助けた助三郎と鍋乃が恋仲となり、鍋乃が篝火を焚いて弁天島で逢瀬を重ねた横恋慕した男が鍋乃を縛って篝火の位置を変えたため、助三郎が溺れ死に、それを知った鍋乃も身を投げた(悲恋伝説)2人の悲恋から恋路という地名が付けられ(地...
奥能登

九ノ里薬師寺(石川県能登町)

くのりやくしじ住職の夢枕に仏が立ち、境内の湧水が眼病に効くことを告げた(夢告)かつて本尊(仏像)が盗まて溶かされかけたが、大火事になったため、祟りと怖れて返却された(罰を与える)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.120石川...
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吹上大師の榧(石川県能登町)

ふきあげだいしのかや空海が巡錫中に、この家の主の吹上助右衛門が歓待した食事の後で榧の箸を地面に挿したものが、成長したのが大木となった(2本のうち1本は大正期に台風で倒木)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.120石川県能登町...
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岩井戸神社(石川県能登町)

いわいどじんじゃ当目の洞穴に猿鬼という鬼が棲み、各地を荒らして回った神々が相談し、気多大明神を大将・神杉姫命を副将として攻め立て(その他の神々)、これを退治して宮に祀った猿鬼の目に矢が刺さったので“当目”、赤黒い血が流れ出たので“黒川”など...
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長福寺(石川県能登町)

ちょうふくじ人を襲う大蟹を空海が法力で穴の中に封印して(あるいは石に変えて)、雨乞いの神とした(化け物封印)長福寺に雨乞いに必要な文書が保管されていたが、その後焼失したその後、化身した石を掘り出すと雨が降るとされたが、長福寺に出願しないと嵐...