2025-07

佐渡

矢島(新潟県佐渡市)

やじま矢竹(竹藪)を産出したので名が付いた島(地名の由来)源頼政の鵺退治の際に使われた矢もここの竹で作られたものとされる『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.106新潟県佐渡市 小木
佐渡

お竹地蔵(新潟県佐渡市)

おたけじぞうお竹という美しい娘が、鎮守の祭礼の夜からいなくなり、龍王(龍神)を祀る石のそばに下駄(履物)が置かれていた村人は龍王に見初められて海に入ったのだと言い、石の上に祠を造り、地蔵を置いて供養した(異類婚姻譚)『日本の伝説9 佐渡の伝...
佐渡

賽の河原(新潟県佐渡市)

さいのかわら海蝕洞穴に作られた、水難者などを慰霊する賽の河原の霊場この一帯にあるものを持ち帰ると、家に不幸が訪れるとの俗説(禁忌)積まれた石は崩れても、翌日にはまた元通りに積まれているとの俗説『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.10...
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山居の池(新潟県佐渡市)

さんきょのいけこの池に棲む雄龍が、近くの寺に参拝に来たおせんという娘を見初め、人間に化けて近づいた2人は相思相愛となり、ある時男がその正体を告げたが、おせんは最早離れられず共に池に沈んだこの池の大蛇に雨乞いを祈願すると、雨を降らせる代わりに...
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竜眼の池(新潟県佐渡市)

りゅうがんのいけ目を病んだ息子のために洞穴の池で目玉を洗っていた母龍は、人間の気配を感じて逃げたが、目玉を置き忘れた目玉は翁が拾って岩谷薬師に奉納したが、薬師は龍を憐れんで元の池に戻したその後母龍は戻ってこず、夜になると池中の2つの目玉が青...
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岩谷口洞窟 弘法大師の投げ筆(新潟県佐渡市)

いわやぐちどうくつ こうぼうだいしのなげふで空海が投げた筆が、洞穴内に南無阿弥陀仏を書いたとされ、名号が彫られている実際は弾誓上人(名僧)の書いた名号を、江戸後期に彫ったものであるこの洞穴は、宿根木の岩屋山と繋がっており、宿根木から入った犬...
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大杉神社(新潟県佐渡市)

おおすぎじんじゃ寒戸神社、佐武徒大明神とも呼ばれるお杉という雌の狢(二ツ岩団三郎の妻ともされる)が、美人に化けて男を騙していたが、能登の船頭に一目惚れしてしまった他国者に肌を許さない掟を破ったため、神の怒りを受け(罰を与える)、山崩れで船頭...
佐渡

影の神(新潟県佐渡市)

かげのかみ佐渡の霊峰である金北山の祠の影を、日の出(太陽)と共に映し出す巨岩として名が付いた(地名の由来)神様がこの集落に住む娘を好きになり、使いの牛をやって嫁に来るよう頼んだ娘は承知せず、返事がもらえない牛は帰れず、そのまま石となってしま...
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ドンデン山(新潟県佐渡市)

どんでんさん正式名・タダラ峰ある女が渓谷を遡って蕨を採っていたが、夢中になりすぎてこの山まで来てしまった山の池の近くに、赤い肌をした大入道が焼けた鉄をドンデンと槌で打っていた慌てて逃げたが、その後しばらく床に臥せってしまった『日本の伝説9 ...
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韃靼塚(新潟県佐渡市)

だったんづか欽明天皇の御代に佐渡に漂着した粛慎人(満州地域に住んでいた民族:渡来人)の墓所とされる韃靼塚の名称は大正時代前後につけられたとされる『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.91新潟県佐渡市 南片辺