2025-08

大隅

国司塚(鹿児島県鹿屋市)

こくしづか養老4年(720年)大隅国の初代国司であった陽侯史麻呂(やこのふひとまろ)が、隼人(隼人熊襲)の反乱により巡察中に殺され(歴史的事件)葬られた首塚『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)P.17鹿児島県鹿屋市 永野田町
大隅

七狩長田貫神社(鹿児島県鹿屋市)

ななかりおさたぬきじんじゃ妻を亡くした猿田彦神は後妻をもらい、子を育てていたが、後妻は隠れて別鍋でご馳走(料理)を食べていたそれがばれてしまった後妻は逃げてしまい、猿田彦が行方を探したその追った道順をたどるのが、祭礼のしか祭(神能面渡御祭)...
大隅

おきん女供養碑(鹿児島県鹿屋市)

おきんじょくようひ?垂水島津家の当主・久信(大名一門)はおきんという村娘に懸想した意に添わなかったため蛇の入った甕に押し込め殺した(子女受難)憐れにい思った者が供養塔を建てたが、おきんの出生地の野間では美人が生まれなくなった(美醜の俗信)『...
大隅

長谷観音(鹿児島県鹿屋市)

はせかんのん都から来た炭焼き五郎治が、この地で炭焼きをしていたところ、唐金(青銅)を見つけて長者となった(炭焼き長者)都にいた時から信心していた長谷観音のおかげと思い、観音像(仏像)を写し彫ってこの地に安置した(創建伝説)『日本の伝説11 ...
大隅

十五郎そば(鹿児島県垂水市)

じゅうごろうそば空海がこの地を訪れた時、食事を所望し、家の女が手打ち蕎麦(料理)を供したそれに感激した空海はうまい出汁の作り方を教えた江戸時代以降続くそばの老舗(店舗)『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.13鹿児島県垂水市 本町
大隅

江之島(鹿児島県垂水市)

えのしま勅勘を受けた関白・近衛信輔(摂関家)が配流先へ行く途中、この地を立ち寄った背後の桜島と併せて、鎌倉の江ノ島と富士山に似た風光明媚の地と褒めたことから江之島と呼ばれる(地名の由来)島には弁財天が祀られている『日本の伝説11 鹿児島の伝...
鹿児島霧島

姫宮神社(鹿児島県鹿児島市)

ひめみやじんじゃ開聞にある枚聞神社の姫宮の一人は、足指が2つの不具者であったため、うつろ舟で流された(貴種流離譚)やがて野尻に着いた姫が「水を飲みたい、髪を洗いたい」と言うと水が湧き(湧水)、土地が潤った姫が漂着した9月16日を祭礼の日とす...
峡南

下部温泉(山梨県身延町)

しもべおんせん景行天皇の御代、甲斐の国造(豪族)であった塩海足尼が国内を巡視していた際に発見した温泉自らの名から塩部という名としたのが由来となる(地名の由来)武田信玄の隠し湯とされる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.116山梨県...
峡南

輪鳴り地蔵(山梨県身延町)

わんなりじぞう武田信玄がある坂で休憩し、地蔵が現れる夢を見たので、近くの石に“地蔵尊”と書いて供養した後に今川勢が攻めた時、坂にある木々が武田軍に見え、異様な唸り声を上げたので撤退した(声の怪)唸り声が地蔵に懸けてある金の輪が鳴ったことから...
峡南

方外院 瀬戸観音(山梨県身延町)

ほうがいん せとかんのん行基作の如意輪観音を本尊とし、各地を移転した後に慶長年間に現在地に移った仏像の台座に“本栖寺”あったため返還を要求され、文字を消そうとしたところ血が出てきたとされる(血の怪)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)...