2025-08

郡内

忍野八海(山梨県忍野村)

おしのはっかい富士山の伏流水を水源とする湧水出口池→ 富士登山の行者(行者山伏)はこの池の水で身を清め、水を携行して登山するとされるお釜池→ この池には若い娘を引きずり込んだとされる蝦蟇(蛙)が棲む底抜池→ この池で洗い物中に物を落とすと、...
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福源寺 鶴塚(山梨県富士吉田市)

ふくげんじ つるづか始皇帝の命を受けて不老不死の仙薬を求めて日本に来た徐福は富士山麓に至り、この地で亡くなったその死後、3羽の鶴が市中に現れるようになり、徐福の化身であるとされた元禄11年(1698年)にそのうちの1羽が死んだため、役所に申...
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石船神社(山梨県都留市)

いしぶなじんじゃ鎌倉で暗殺された護良親王の首級(復顔頭骨)を祀る骨に箔を押しつけ、さらに漆や木屑を混ぜたもので肉付けした首級は、毎年1月の神社役員交代時に公開される『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.23山梨県都留市 朝日馬場
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雛鶴神社(山梨県上野原市)

ひなづるじんじゃ鎌倉で暗殺された護良親王の首級を持ってこの地まで逃れてきた、愛妾(側室)の雛鶴姫(南の方:女官)を祀る峠越えで産気付いた姫は皇子を出産するが、母子共々亡くなり、埋葬された(子女受難)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)...
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口論橋(山梨県富士吉田市)

こうろんばし正式名は白糸橋この橋を境として、福昌寺という寺の移転を巡って白糸町と寿町の者が口論をし、石を投げ合った(騒動)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)P.22山梨県富士吉田市 上暮地
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おなん淵(山梨県都留市)

おなんぶち富家(長者)の女中だったおなんは誤って大切な皿(食器)を割って叱られ、滝壺の下の淵に身を投げて死んだその後、必要な膳椀の数を書いて淵に流すと、その分の膳椀を貸し与えた(椀貸伝説)ある時借りた膳椀の半分しか返さなかったため二度と貸し...
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機神社(山梨県都留市)

はたじんじゃ昔、天より1枚の大幡(仏具)が舞い落ちてきたので、それを神に祀って社を建立(創建伝説)、地名の由来ともなったその後この地域は機織がさかんとなった『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.21山梨県都留市 大幡
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法泉寺 かがめや地蔵(山梨県都留市)

ほうせんじ かがめやじぞう地蔵を刻む時に寸法を間違えたため、入れるはずの厨子(仏具)よりも大きくなってしまった祖暁禅師が、地蔵の頭を撫でながら「屈めや、屈めや」と唱えると、小さくなって厨子に収まった(神仏霊験譚)『日本の伝説10 甲州の伝説...
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矢立の杉(山梨県大月市)

やたてのすぎ源頼朝が、富士の巻き狩りの折に放った矢が立ったとされる杉の木戦国時代には、軍勢がこの街道を利用して通る途中、武運を祈ってこの木に矢を射立てる慣習があった(武運長久)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.20山梨県大月市 ...
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鎮西ヶ池(山梨県大月市)

ちんぜいがいけ滝子山の山頂近くにある小さな池伊豆大島に流罪となった源為朝が脱出してこの地に妻子を呼び、再挙を図ろうとしたが失敗するその後池から鏡や玉が見つかり、これを池に浸すと雨が降るとされた(雨乞い伝説)源為朝が流罪となり、九州に残した妻...