2025-09

中毛

水澤寺(群馬県渋川市)

みずさわでら光仁天皇の時代、国司の柏階知隆が巻き狩りで鹿を追い、水澤寺で打ち取った(禁を犯す)村人が鹿を奪って埋めたため、知隆は水澤寺を全て燃やしてしまった知隆は流罪となったが、蹴鞠の最中伊香保の神(その他の神々)が捕まえ、榛名湖そばの室に...
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柳沢寺(群馬県榛東村)

りゅうたくじ下総の平常将(地方豪族)は船尾山にあった柳沢寺に祈願して、一子の相満を授かった寺で修行していた相満は、祭礼の日に天狗にさらわれて行方知れずとなった寺が隠したと誤解した常将は焼き討ちにしたが(法難)、天狗と相満が真実を告げたため、...
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常将神社(群馬県榛東村)

つねまさじんじゃ千葉(平)常将(地方豪族)は、船尾山の寺に預けた息子が攫われたと誤解し、寺を焼き討ちにした(法難)息子を攫ったのが天狗の仕業と知って自害したため、この地に神社が創建された(創建伝説)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)...
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黒髪山神社(群馬県榛東村)

くろかみやまじんじゃ御神体である黒髪山の正式名が相馬山のため、相馬山神社とも平将門を祀り、将門が美しい黒髪(毛髪)をしていたことから名付けられた(名称の由来)桃井城主の子は水沢山の神に祈願して授かったが、長じて昇天する際に両親に切って渡した...
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極楽院跡 さかさ梅(群馬県高崎市)

ごくらくいんあと さかさうめ長野業盛(戦国武将)の子が匿われているとの報を聞き(落城伝説)、武田信玄が極楽院へ赴いて検分したその時手にしていた枝の鞭を地面に挿したところ、成長して梅の木となった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.9...
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小祝神社旧跡(群馬県高崎市冷水町)

おぼりじんじゃきゅうせき和銅7年(714年)池から怪光が発するので確かめると、赤い目で首が白い亀が池から這い出てきたこれを献上したところ、元号が霊亀となったとされる池の水で目を洗うと、はやり目が治る(眼病)『日本の伝説27 上州の伝説』(角...
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七社神社(群馬県渋川市)

しちしゃじんじゃ上野国に流罪となっていた小野金善(廷臣)は、坂上田村麻呂の蝦夷討伐に従軍して大功を立てた恩赦によって都に戻る際、現地でもうけた7人の子供にそれぞれ屋敷を与え、社を設けさせた(創建伝説)7人の子供は、出征中の金善に化けた狐と妻...
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雙林寺 開山堂の一つ拍子木(群馬県渋川市)

そうりんじ かいざんどうのひとつひょうしぎ雙林寺七不思議の1つ寺に変事が起こる前日の夜に、開山堂に置かれた拍子木(仏具)が一度だけ鳴るとされる(変事の知らせ:音の怪)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.92日本伝承大鑑:群馬県渋川...
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雙林寺 開山の繋ぎ榧(群馬県渋川市)

そうりんじ かいざんのつなぎかや雙林寺七不思議の1つ開山の月江禅師(名僧)が持参した数珠の玉となっていた榧の実を植えると巨木となった数珠の玉にしていたため、出来た実には糸を通す穴が開いている『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.92...
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雙林寺 千本樫(群馬県渋川市)

そうりんじ せんぼんかし雙林寺七不思議の1つ1つの株から多くの枝が分かれた樫の巨木枝(枝葉)を払うと住職や寺に災難が降りかかる(祟り)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.92日本伝承大鑑:群馬県渋川市 中郷