出雲清光院(島根県松江市) せいこういん松風という芸者(芸者幇間)は、ある若侍に懸想されたが(横恋慕)、相手にせず避けていたある夜偶然出くわしたため逃げたが、清光院の石段で斬られ、位牌堂の入り口で事切れたその後、位牌堂入り口の階段から血が滲み出て、いくら拭いても現れた... 2025.09.04出雲
出雲大雄寺(島根県松江市) だいおうじ中原町の飴屋に白無垢の女性(幽霊)が訪れ、毎夜一厘分の飴湯を買って帰った不審に思った店の者が後を追うと、大雄寺の墓の前で姿を消し、墓から赤ん坊の泣き声が聞こえた墓には女性の死体に沿うように赤子がおり、そばに水飴(食品食材)の入った... 2025.09.03出雲
出雲城山稲荷神社(島根県松江市) じょうざんいなりじんじゃ松平直政(大名)が松江藩主となった折、夢枕に稲荷真左衛門と名乗る美少年が現れた住む場所を造って貰えれば城内や江戸屋敷も火から守ると約束したため(夢告)、稲荷神社を建てた(創建伝説)火除けのご利益があるとされる小泉八雲... 2025.09.03出雲
出雲松江城(島根県松江市) まつえじょう城を建てる折に人柱を選ぶために盆踊りを開き、器量良く踊りの上手い娘を捕らえて櫓の下に埋めた城下で盆踊りを催すと城が鳴動したため(音の怪)、厳禁となった(禁忌)松平直政(大名)が入城した際、天守閣の最上階で美女(怪人)と遭遇し、「... 2025.09.03出雲
出雲普門院(島根県松江市) ふもんいん謡曲「杜若」を門前の橋で歌うと、女の幽霊が現れ怪異が起こる(禁忌)ある武家が謡をして帰宅したところ、家の門前に女が立っており、文箱(箱類)を渡すとかき消えた不審に思い開けると中に赤子の生首があり、客間に首のない我が子の死体が置かれ... 2025.09.03出雲
出雲松江大橋 源助柱(島根県松江市) まつえおおはし げんすけばしら慶長年間、大橋川に橋を架ける時に杭が流されるため、人柱を立てることにした仮橋を渡る者で、袴に横つぎを当てた最初の者であった足軽の源助を捕らえて人柱とした月のない夜の丑三つ時に、杭のそばから赤い火(怪火)が飛んだ... 2025.09.03出雲
出雲嫁ヶ島(島根県松江市) よめがしま姑に苛められた嫁(嫁姑)が凍った宍道湖を逃げ渡ろうとして水死した湖の神がそれを哀れみ、その遺体と共に浮き上がったとされる島『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.21日本伝承大鑑:島根県松江市 袖師町 2025.09.03出雲
出雲美人塚(島根県松江市) びじんづか美人の妻の絵(絵画)が風に飛ばされ、京の都の帝(将軍)の目にとまり、むりやり妻が召し出された(悲恋伝説)端午の節句にだけ菖蒲売りが御所に出入り出来ると聞いて、夫は京へ上った菖蒲売りの声を聞いて夫と悟り、2人は再会することが出来たそ... 2025.09.03出雲
出雲阿太加夜神社(島根県松江市) あだかやじんじゃ別名・芦高神社河童が、川で神官(神主)が洗っている馬に悪さをしたため、馬小屋まで引きずられて捕らえられた河童は詫びを入れ、以降「カワコ、カワコ、芦高の生まれ」と言って泳ぐと溺れない(除災の俗信)神社の西を流れる、河童がいたと... 2025.09.03出雲
出雲黄泉比良坂(島根県松江市) もよつひらさか黄泉国で伊弉冉神の本当の姿を見て逃げた伊弉諾神が、巨石(千曳岩)を置いて封印した(封印の石)現世と冥界との境界『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.18日本伝承大鑑:島根県松江市 東出雲町揖屋 2025.09.03出雲