2025-10

西毛

宝積寺 お菊の墓(群馬県甘楽町)

ほうしゃくじ おきくのはか国峰城主・小幡信貞(戦国武将)の侍女であったお菊は、美貌を妬まれて陰謀によって蛇責めにあって殺された(嫉妬猜疑)その後、お菊は小幡家に祟り続けたとされ、皿屋敷怪談の原型ともされる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川...
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宝積寺 天狗の腹切り岩(群馬県甘楽町)

ほうしゃくじ てんぐのはらきりいわ小幡家の内紛の折、この寺でも戦闘(戦国の戦い)があり、巖空坊覚禅という巨体の僧侶が応戦した多勢に無勢となった時に覚禅はこの石(名石)の上で切腹して果てたことから名が付いた(怪力伝説)『日本の伝説27 上州の...
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常行院 観音堂(群馬県高崎市)

じょうぎょういん かんのんどう通称・袂観音信州伊那の長者の娘が、尼僧になろうと決めて17才の折に家出した両親がこの地で追いつき、引き戻そうとすると娘の着物(衣類)の片袖がちぎれた袂は宙を舞って寺に入り、娘の姿も消えたため、両親は諦めて帰郷し...
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仁叟寺 大榧(群馬県高崎市)

じんそうじ おおかや天狗の宿り木と言われる榧の木で、多くの天狗が通り道として上空を行き来した天狗との約束で火伏せ(火除け)の御札を寺が出すようになった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.121群馬県高崎市 吉井町神保
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地勝寺 猫地蔵(群馬県高崎市)

じしょうじ ねこじぞう本尊の地蔵菩薩は、永禄4年(1561年)の洪水の時、猫と共に上流から流れてきた(創建伝説)鼠除け、蚕の守り仏として信仰される『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.120群馬県高崎市 吉井町小串
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山名八幡宮 太刀割石(群馬県高崎市)

やまなはちまんぐう たちわりいし果たし合いをおこなうことになった馬庭念流の樋口定次(剣豪)は三日三晩参籠した満願の日に社前の大石を木刀で打ち割った(切断した石)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.119群馬県高崎市 山名町
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乃久里神社(群馬県上野村)

のぐりじんじゃ日本武尊が東征からの帰還の折、この地で弟橘媛の遺髪を家臣に祀らせた御神体は33尋の長さの毛髪で、ある時疫病が流行ったためそれを川に流したことから“神流”の地名の由来となった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.119群...
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駿河大明神宮社(群馬県神流町)

するがだいみょうじんぐうしゃ平将門の敗死後、側室の駿河御前が従者を連れて付近の山中へ逃亡した(落城伝説)途中で2人は関係を持ったが(不義密通)、従者は畏れ多いとして、蕗の葉を間にして行為に及んだその後駿河御前は恥じて自害すると男根型の石と化...
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慈恩寺 ▲池の薬師(群馬県神流町)

じおんじ いけのやくし薬師仏が祀られた池に夫婦の大蛇がいたが、夫が殺されため改心した雌大蛇が、里の慈恩寺で血脈を授かった(人外の悟り)そのお礼として、大蛇は住職が願えばいつでも雨を降らせることを約束した日照りが続くと慈眼寺住職に頼んで、池の...
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鬼石神社(群馬県藤岡市)

おにしじんじゃ御荷鉾山に棲む鬼が空海によって調伏され、逃げる途中の投石峠で石棒を投げ棄てた鬼の投げた石(投げ石)は“鬼石”と呼ばれ、社殿の床下に御神体として安置されている(創建伝説)平将門の宮女の潜居地とも言われ、鬼石の下に将門の首が埋まっ...