さいほうじ やけどにょらい
- 信心深い女中が毎日炊きたての飯(食品食材)を持って参拝するのを主人は快く思わず、それを禁じた
- 隠れて参拝に行くところを見つけた主人の妻は、女中の頬に焼け火箸を当て折檻した
- その夜主人の夢に仏像が立ち、女中の火傷は自分が代わってやると言われたところで目が覚めた(夢告)
- 寺に行くと本堂の仏像の頬に火傷の跡があり、女中は無傷だった(身代わりの神仏)
- 本堂裏に女中を祀った石仏があり、その前に井戸水を付けると火傷が早く治る
『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.35
島根県雲南市 大東町飯田