じろうざえもんふち
- 匹見峡(渓谷峡谷)にある淵
- 旧家の斎藤治郎左衛門(名士)は、お楽を嫁にするが子宝に恵まれず、小沙夜を妾として子を生ませた
- 子が生まれてから治郎左衛門の愛情が小沙夜に移ったため、お楽は嫉妬して小沙夜を殺した(嫉妬猜疑)
- お楽はその後乱心して小沙夜を殺した場所で自らも身投げをして死んだ
- 2人を失った治郎左衛門も世をはかなんで淵に身を投げて死んだ
- 治郎左衛門が淵で釣りをしていると蛇が現れ、蛇捕りに居場所を言わないよう頼まれた
- 治郎左衛門は承知したが、うっかり忘れて蛇捕りに淵に蛇がいることを教えた
- その後治郎左衛門は淵へ釣りに言ったが、蛇に引きずり込まれてしまった
『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p,114
島根県益田市 匹見町匹見