化粧薬師(群馬県前橋市)

中毛

けしょうやくし

  • 田道将軍を追って攻めてきた蝦夷を撃退した大蛇が沼に棲み着き、人身御供を要求するようになった
  • 村人が薬師堂(堂宇)を建立すると、大蛇は心穏やかになって生贄を求めなくなった(あるいは人身御供となった娘の供養に堂宇を建立したとも)
  • この薬師の前を通って行われた婚姻は破談となる、離婚に霊験があるとされ(破談の俗信:縁切り)、縁切り薬師とも呼ばれる
  • 人身御供となった娘の慰霊のために像に化粧を施すとされる(化粧する像)

『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.44

群馬県前橋市 元総社町

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