おおみねぬま
- ある長者が、田畑の水利に大峰沼の水を引いてくれる者に娘をやろうと告げると、ある若者が名乗り出た
- 長者は魔性と疑い、娘の笄(装身具)を渡して、これを使って一晩で掘り抜くよう命じた
- 若者が夜明け前に掘り抜きそうになったため、長者は鶏の足に湯をかけて鳴かすと、若者は消えた(一夜作り伝説)
- 若者の正体は大峰沼の主(大蛇)とされたが、長者もその後家が傾いて絶えてしまった(長者の没落)
『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.63
群馬県みなかみ町 小川
『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.63
群馬県みなかみ町 小川