うんとうあん
- 年を経た大鼠が2匹雲洞庵に棲み着いて暴れ回り、ついには住職まで噛み殺すに至った
- 檀家の者が屈強の猫2匹を使って鼠を退治したが、猫も一晩の戦いの傷で死んでしまった(動物報恩譚)
- 葬列を襲った化け猫(火車)を住職の北高和尚(名僧)が殴りつけて退治した(化け物退治)
- 火車の返り血を浴びた“火車落としの袈裟”や、火車の頭蓋骨が宝物館に展示される(寺宝)
- 豪商の最上屋が死んでから幽霊となり白馬に乗って参詣に来て、門前の桂の木に馬を繋いだという
『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.56
新潟県南魚沼市 雲洞