わくくり岩(広島県広島市安佐北区)

広島廿日市

わくくりいわ

  • 峠に住む老女が旅の僧に水を施したところ、お礼に管(杼)から無尽に糸が出るまじないをした
  • 正月の着物を頼まれた老女は、その機織作業中に管の穴の中を見てしまい、糸が出なくなった(見るなの禁止)
  • 元日(正月)の朝、老女は管を手にしたまま、雪の積もった岩の上で亡くなっていた
  • その後、大晦日の晩になると糸を繰る道具を回す音が岩から聞こえるようになった(音の怪:怪の棲む石)

『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.56

広島県広島市安佐北区 深川町

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