わかなとうげ
- 尾道のある商家(商人)の娘が、店の手代と恋仲となったため、親が手代を故郷の田打に帰した
- 娘は毎夜家を抜け出して田打にある峠まで行くと、そこにある3つの池に入って大蛇に化身して夜を明かした(変身譚)
- 後を追って蛇体を目撃した父親は、元の姿に戻った娘を刺し殺した(悲恋伝説)
- その後峠は娘の名から“わかな”峠と呼ばれ、池が3つあると大蛇が棲むとされ、1つが埋められた(地名の由来)
『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.80
https://hashida-seianjyo.co.jp/folklore.html#densetsu021
広島県世羅町 田打
