ちごおとし
- 岩殿山城落城の折に城主一族の妻子が逃れ、“呼ばわり谷”というところまでたどり着いた(落城伝説)
- ここでようやく主従で言葉を交わすと、声が反響して抱いていた赤子が泣き出した
- 追っ手を怖れた家臣がその赤子を断崖より落としたことから名が付いた(子女受難:地名の由来)
- 落とされた赤子は生き延び、後に浅利郷の名士の子として育ったとされる
『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.19
http://www.zephyr.dti.ne.jp/~bushi/siseki/chigootoshi.htm
山梨県大月市 賑岡町浅利