いけだいじんじゃ
- 京から侍女と共に池の山にある池に来た佐津岐姫(姫君)は、暫く石の上に座って経を読んでいたが、姿を消した
- 侍女が池を探すと懐剣と着物が出てきたので、山を下りてこの地に留まった
- 池はその後水が涸れ、その地に社を建てて姫を祀った
- 佐津岐姫は池に入水した後に蛇体となり(変身譚)、川を下って海に出た
- 佐津岐姫は源範頼の妻の侍女で、鎌倉を離れて一人この地に着いたが、範頼の死を聞いて入水した
『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.102
山梨県南部町 福士

『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.102
山梨県南部町 福士