おとめつばき
- 長者の娘と貧しい漁夫が恋仲となったが、その身分違いに嘆き2人で海に身を投げた(悲恋伝説)
- 男の遺体は能美島へ、娘の遺体は呉浦へ流れ着き、やがて両方の場所から椿の木が生えた
- 能美島の椿はしばらくして枯れたが、呉浦の椿は大木となり“乙女椿”と呼ばれた
- 乙女椿は、嵐の夜に怪光を放って船を助けたり、伐ろうとする者に祟りをなしたりした(祟る物)
- 初代の乙女椿は枯れ、余材で造られた乙女像が入船山記念館にある
『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.65
広島県呉市 幸町
『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.65
広島県呉市 幸町