じぞうはな
- 別名・美可地蔵
- 美可崎の砦を守る金山氏(戦国武将)が船を襲い、琴(楽器)の上手い娘を捕らえた
- 金山氏は娘に言い寄ったが拒絶されたため、浜(浜海岸)で斬り殺した(子女受難)
- 毎夜浜で女の泣き声と琴の音が聞こえるため(音の怪)、海岸にあった巨石に地蔵を彫って供養した(磨崖仏)
- その後、娘の許婚が浜を訪れ入水したのを見た地蔵が石の涙を流し(泣く物)、周囲に小石が散らばった(悲恋伝説)
『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.87
日本伝承大鑑:https://japanmystery.com/hirosima/jizohana.html
広島県尾道市 因島三庄町
