鷹栖観音(大分県宇佐市)

豊前国東

たかすかんのん

  • 観音に帰依した長者(炭焼き長者)が、尊像を刻もうと楠の木を用意したが果たせなかった
  • 今戸盛時という武人が、怪光を発するあやかしの噂を聞き、矢を射て退治した(化け物退治)
  • 怪光の正体は長者が残した楠であり、今戸は観音の霊験(神仏霊験譚)を信じて楠を自宅に迎え入れた
  • ある時観音が夢に現れ、楠を川に浮かべると、遡っていって洞穴にたどり着いた
  • そこで今戸は楠を彫って尊像を造り、安置した(創建伝説)

『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.102

大分県宇佐市 山本

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