安房

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仁右衛門島(千葉県鴨川市)

にえもんじま代々平野仁右衛門が所有し居住する島安房にあった源頼朝が長狭六郎の襲撃を受け、一時的にこの島の洞穴に逃げ込んで難を逃れた若い頃の日蓮が島を訪れ、神楽岩で朝日を拝した『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.102千葉県鴨川市 太...
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石堂寺 蛭取り仁王(千葉県南房総市)

いしどうじ ひるとりにおうこのあたりで田仕事が始まる頃、この寺の仁王像が田回りをした(動く絵や像)その足に蛭を吸い付かせて寺に戻るため、この一帯の田では蛭を見かけることがない『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.102千葉県南房総市 ...
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請雨塔(千葉県南房総市)

しょううとう明和8年(1771年)に日運寺の日敬が堀切堰で、失敗の場合は焼身すると約して祈雨して雨を降らせた(雨乞い伝説)その後、入定の行をおこなっていた日鑑も堀切堰(池)で雨乞いをおこなったこれらの功績を称えて後に建てられたのが請雨塔(顕...
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大巌院(千葉県館山市)

だいがんいん開基の霊巌上人(名僧)の念仏往生の説法を聞き改心した盗賊の源兵衛は、7日間この寺に通い、念仏を唱えた後に切腹した(教訓譚)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.101千葉県館山市 大網
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小網寺 梵鐘(千葉県館山市)

こあみじ ぼんしょう弘安9年(1286年)に物部国光が鋳造した、国の重要文化財の鐘伝説では、海中より平砂浦に打ち上げられ、鐘を撞くと「小網寺へ」と聞こえたため小網寺に納めた(沈鐘伝説:喋る物)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.10...
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神余の弘法井戸(千葉県館山市)

かなまりのこうぼういど空海がこの地を行脚中、ある家に寄って粥を馳走になったが、塩気がなかった塩(食品食材)が手に入らないことを知った空海が、川岸(岸水辺)で杖を突いて塩辛い水の出る井戸を造った(湧水)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)...
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芋井戸(千葉県南房総市)

いもいど空海が老女に芋を所望したが、固くて食べられないと嘘をつき拒絶した芋は本当に食べられないものとなったため戸外に捨てたところ、そこから水が湧いて(湧水)きて井戸となった『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.99日本伝承大鑑:千葉県...
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西春法師の入定塚(千葉県南房総市)

さいしゅんほうしのにゅうじょうづか地元の漁師だった西春法師(僧侶)は行を積み、最後は土中の石室に入り入定した3年後に掘り起こすよう頼んだが、村人は怖れて手を付けず今に至る(入定塚)入定後は星となり、星が見える時は時化になるので船を出さないよ...
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洲崎神社(千葉県館山市)

すのさきじんじゃ安房国一之宮で、祭神は安房の開拓神(天太玉命)の后神・天比理乃咩命海上安全のため、祭神が龍宮から一対の御神石(霊石)の片方を置いた(もう一方は横須賀の安房口神社に)太田道灌が江戸城建設の折に分社を勧請したのが、江戸の神田明神...
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養老寺 独鈷水(千葉県館山市)

ようろうじ とっこすい正式名は観音寺役行者が地下にあった大蛇を退治して開基した、洲崎神社の別当寺役行者が独鈷(金剛杵)を用いて湧かせた独鈷水(湧水)がある境内の石窟(洞穴)には役行者像があり、『南総里見八犬伝』ではここで伏姫が文字の書かれた...