豊前国東

豊前国東

中摩殿畑山(大分県中津市)

なかまどんのはたやま麓の村に六部(巡礼六部])が宿を求め、そのお礼に八大龍王の描かれた掛け軸2本を渡した日照りの時は掛け軸を持って山へ登れば雨が降ることを教えた六部の正体は龍で、寝姿を見てしまった家人は山頂に龍を祀り、その後雨乞いをおこなっ...
豊前国東

毛谷村六助の墓(大分県中津市)

けやむらろくすけのはか英彦山の神に大力を授かり、天狗に剣術を学んだ木樵(豪傑)豊臣秀吉の御前相撲で連勝し、36人目の木村又蔵に敗れたため、加藤清正の家臣となった(怪力伝説)その後、木田(貴田)孫兵衛と名乗り(戦国武将)、朝鮮の役で活躍した女...
豊前国東

後藤又兵衛の墓(大分県中津市)

ごとうまたべえのはか大坂の陣で敗れた後藤又兵衛は豊臣秀頼らと共に九州に落ち延びた愛妾の故郷へ移り住んでいたが、3年後秀頼が亡くなり、隠れ住んだ洞穴に火を放って自刃したとされる(生存説)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.114大分...
豊前国東

雲八幡神社(大分県中津市)

くもはちまんじんじゃ九州に落ち延びた平家の落人は多数討ち取られ、その怨念は河童となって悪さをおこなったその霊を鎮めるための「かっぱ楽」が夏の例大祭としておこなわれる(祭礼)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.113大分県中津市 耶...
豊前国東

善正寺(大分県中津市)

ぜんしょうじ妻が毎夜寺へ参拝するのを、間男との密会と誤解した夫は、待ち伏せして妻を斬ったしかし妻が帰宅したので不審に思い、血の跡をたどると寺の本堂に入っていった本堂にあった名号の掛け軸が袈裟切りにされており、現在もそれが寺宝となっている(身...
豊前国東

羅漢寺(大分県中津市)

らかんじ法道仙人を開基とする大友宗麟が兵を進めたが、龍の石像が怪光線を発したため、撤退して焼き討ちを免れた(建物を守る)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.112日本伝承大鑑:大分県中津市 本耶馬渓町
豊前国東

青の洞門(大分県中津市)

あおのどうもん菊池寛の小説(物語・説話)『恩讐の彼方』で有名な洞門(洞門隧道)往来の安全のため禅海(名僧)が30年掛けて掘りあげた『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.111日本伝承大鑑:大分県中津市 本耶馬渓町樋田
豊前国東

八面山 大池(大分県中津市)

はちめんざん おおいけ自性寺の海門禅師(名僧)がこの池で雨乞いをおこなうと、女性の顔をした龍が現れた禅師が宝珠を受け取り、龍を成仏させると、5日間雨が降り続いた(雨乞い伝説)自性寺の寺宝となった宝珠(宝物)は、最初柔らかったが、女性が目にし...
豊前国東

八幡鶴市神社(大分県中津市)

はちまんつるいちじんじゃ山国川に堰を設ける際に、7人の地頭の一人が人柱となることを湯屋弾正基信が提案した皆で袴を川に投げ入れると、石を詰めた湯屋の袴が沈み、人柱と決まったしかし湯屋の家臣の未亡人の鶴と子の市太郎が身代わりの人柱となることを望...
豊前国東

薦神社(大分県中津市)

こもじんじゃ別名、大貞八幡宮境内にある三角池は八幡神が出現した際に湧き出た池であるとされ、神社の御神体である隼人の乱(戦乱)が起こった際、池に自生する真薦(草本)を刈って薦枕を作り、それを依り代として出陣した『日本の伝説49 大分の伝説』(...