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八海山の放れ駒(新潟県南魚沼市)

はっかいさんのはなれごま雪解け頃に八海山に現れる残雪松之山に住む与作は、節句に働かない掟を破って、馬を使って苗代かきをした(禁を犯す)働かされた馬は怒って、与作共々空高く舞い上がり、八海山を駆けめぐって死んでしまったこの馬が死んだ場所に残雪...
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雲洞庵(新潟県南魚沼市)

うんとうあん年を経た大鼠が2匹雲洞庵に棲み着いて暴れ回り、ついには住職まで噛み殺すに至った檀家の者が屈強の猫2匹を使って鼠を退治したが、猫も一晩の戦いの傷で死んでしまった(動物報恩譚)葬列を襲った化け猫(火車)を住職の北高和尚(名僧)が殴り...
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長見寺 化け茶釜(新潟県三条市)

ちょうけんじ ばけちゃがまたびたび住職に化けて(器物の怪)、檀家回りをした寺宝の茶釜茶釜の蓋を裏の墓に埋めたところ、怪異が止んだ『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.82新潟県三条市 新屋
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女﨟ヶ瀬(新潟県三条市)

じょろうがせ五十嵐川(河川)が信濃川に合流する地点の瀬三条左衛門(伝承の男性)と京都で懇ろとなった白拍子の白菊が、左衛門を追って三条まで来たしかし会うことが叶わず、白菊は悲観して川瀬に身を沈めて死んだその後、この瀬を通る船が立ち往生し、川底...
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火井の地(新潟県三条市)

かせいのち越後七不思議の1つとされる正保2年(1645年)に発見された天然ガス(油)を噴出する井戸で「燃える風」とも言われる『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.79新潟県三条市 如法寺
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本成寺(新潟県三条市)

ほんじょうじ日印上人(名僧)が鎌倉から経典を牛に運ばせ、牛が歩みを止めた場所に寺院を建立した(創建伝説)牛がうずくまった場所に池ができて、すぐさま蓮の花が咲いたとされる『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.78新潟県三条市 西本成寺
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水草の局塚(新潟県長岡市)

みずくさのつぼねつか平清盛の弟・平頼盛(平氏)の正室・水草の局を葬った場所頼盛らは、平氏滅亡後に越後に隠棲し、水草の局だけがこの地に移り住んだ(平家の落人)『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.75新潟県長岡市 坪根
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光正寺 与茂七の首塚(新潟県長岡市)

こうしょうじ よもしちのくびづか中之島の庄屋であった大竹与茂七(義民)の宗家の菩提寺に建てられた首塚『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.74新潟県長岡市 中之島
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与茂七地蔵(新潟県長岡市)

よもしちじぞう一揆の疑いをかけられ無実の罪で処刑された大竹与茂七(義民)の首を晒した場所(刑場)に建てられた地蔵『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.73新潟県長岡市 中之島
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蒼柴神社 忠犬しろ神社(新潟県長岡市)

あおしじんじゃ ちゅうけんしろじんじゃ名主が飼っていた白犬が強く、狼の群を追い払うなどの噂から、藩主(大名)の牧野忠辰が貰い受けた白犬は参勤交代の後を追い掛けて江戸に来たが、尾張藩の犬と喧嘩をして、藩主よりお叱りを受けた白犬は単身長岡に戻っ...