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仏眼寺(山梨県西桂町)

ぶつげんじかつてこの地に護満長者という者が屋敷を構えていたが、不治の病に罹り、没落していった一人娘は父のために屋敷の北西に庵室を設けて祈ったが、父親は亡くなった(長者の没落)娘はその後諸国巡礼の旅に出て、屋敷は無住となり、庵室が仏眼寺となっ...
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竜ヶ岳(山梨県富士河口湖町)

りゅうがだけ本栖湖の南にそびえる山富士山噴火で溶岩が流れ出たため、本栖湖の底に棲んでいた龍が熱さを避けようと登ったとされる(地名の由来)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.30山梨県富士河口湖町 本栖
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常在寺 榎曼荼羅(山梨県富士河口湖町)

じょうざいじ えのきまんだら日蓮が西湖を通りがかった時、老婆が粟粥(料理)をもてなした食べ終わった頃に老婆は粥の中にハラアカという魚(魚類)を入れたとばらし、生臭坊主と罵った日蓮は粥を吐き出して湖に入れると、魚は生きて泳ぎだしたが、頭に粟粒...
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留守ヶ岩(山梨県富士河口湖町)

るすがいわ大石村大火の復旧工事でやって来た幸右衛門という大工がおるすという娘と恋仲になった工事が終わり、対岸の村に住む幸右衛門会いたさに、おるすはたらい舟に乗って毎夜湖を渡った(愛着執心)100日目の夜は嵐で、来ないだろうと幸右衛門は目印の...
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大石神社(山梨県富士河口湖町)

おおいしじんじゃ「大石神」の名で呼ばれる、高さ8m、周囲25mの巨石を祀る神社この巨石は地元の梶原一族の産土神とされ、地名の由来となっている『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.28山梨県富士河口湖町 大石
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産屋ヶ崎(山梨県富士河口湖町)

うぶやがさきこの地で彦火火出見尊は豊玉姫のために産屋を建て、鵜茅葺不合尊が生まれたこの時彦火火出見尊の母である木花咲耶姫命が産衣(肌着)を持って孫の誕生を祝いに来た川口浅間神社の大祭である「孫見祭」(祭礼)はこの故事に基づく『日本の伝説10...
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的様(山梨県道志村)

まとさま室久保川(河川)の川床にある、的のような模様のついた花崗岩(奇岩怪石)富士の巻き狩りの折、源頼朝がこれを的にして矢を射たとされる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.26山梨県道志村 池之原
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山中湖(山梨県山中湖村)

やまなかこ富士五湖で最大の湖日本武尊が東征の帰途、明神峠を越えて山中湖を通過した時、弟橘媛が白龍に変じて湖に入り、山中明神となった『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.25山梨県山中湖村 山中
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忍野八海(山梨県忍野村)

おしのはっかい富士山の伏流水を水源とする湧水出口池→ 富士登山の行者(行者山伏)はこの池の水で身を清め、水を携行して登山するとされるお釜池→ この池には若い娘を引きずり込んだとされる蝦蟇(蛙)が棲む底抜池→ この池で洗い物中に物を落とすと、...
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福源寺 鶴塚(山梨県富士吉田市)

ふくげんじ つるづか始皇帝の命を受けて不老不死の仙薬を求めて日本に来た徐福は富士山麓に至り、この地で亡くなったその死後、3羽の鶴が市中に現れるようになり、徐福の化身であるとされた元禄11年(1698年)にそのうちの1羽が死んだため、役所に申...