石見

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大喜庵(島根県益田市)

たいきあん戦のない場所として移り住んだ雪舟が亡くなった地で、墓所がある雪舟が大山の井戸の水を持ち帰り、水神に供えて設けた硯井戸がある『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.106島根県益田市 乙吉町
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高津柿本神社(島根県益田市)

たかつかきのもとじんじゃ柿本人麻呂終焉の地である鴨島に、没後間もなく創建された神社その後津波により鴨島が沈んだため、現在地に遷った境内の木像の神馬は節分の夜になると人麻呂が乗って見回り、それを覗くと目と障子がくっつく(罰を与える)『日本の伝...
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龍雲寺 蓮糸の袈裟(島根県浜田市)

りゅううんじ れんしのけさ住職の夢に市杵島姫命(宗像三女神)が現れ、宮島が火事であることを告げた(夢告)住職は寺の者を起こして、寺紋入りの提灯を掲げて参道入口にある巨石に水をかけさせた後日厳島神社(一之宮)より使者が訪れ、火事の時のお礼とし...
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正法寺(島根県浜田市)

しょうぼうじ九州から帰途についた和泉式部が、1年前に棄てた娘を京へ連れて帰ろうとした(親子の情愛)娘を拾って育てていたのが正法寺で、娘の顔が母そっくりであったため事情を話して連れ帰った娘は後に小式部内侍となる『日本の伝説48 出雲・石見の伝...
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子落橋(島根県浜田市)

こおとしばし和泉式部は九州の父に会いに行く途中の山陰道で、娘を出産する赤子を連れての旅は無理と悟り、道中で娘を棄てたとされる橋(子女受難)棄てた子は後の小式部内侍『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.104島根県浜田市 三隅町...
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三隅神社(島根県浜田市)

みすみじんじゃ南北朝の武将・三隅兼連を祀る隠岐から脱出した後醍醐天皇に加勢したが京での戦いで戦死、明治時代になって忠臣として脚光を浴び、昭和12年(1937年)に創建『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.101島根県浜田市 三...
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野山岳(島根県浜田市)

のやまだけ素戔嗚尊の家臣と名乗る大山祇命という巨人が糞をしたものが山となった(一夜作り伝説:糞尿譚)この伝説により、別名・大糞山(おおぐそやま)と呼ばれるそのため肥料をやらなくとも作物がよく育つとされる(作物の俗信:実際は玄武岩が土となって...
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高島・鹿島・大島(島根県益田市/浜田市)

たかしま・かしま・おおしま素戔嗚尊の家来で、大山祇命と名乗る巨人が、左足・右足・爪先の泥をそれぞれ跳ね上げて出来た島とされる『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.100島根県益田市 土田町(高島)島根県浜田市 三隅町西河内(鹿...
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犬島・猫島(島根県浜田市)

いぬじま・ねこじま石見国分寺の伽藍(堂宇)の影が遠く唐の国まで伸びて、不作が続いたため、唐の赤猫が海を渡ってきた赤猫は国分寺を燃やそうとするが、忠犬がそれに気付いて追いかけ回した赤猫は冷たい海に飛び込み、忠犬も後を追ったが、共に死んで島とな...
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やまんばの洞窟(島根県邑南町)

やまんばのどうくつ原山の山中にある、山姥が棲むとされる洞穴当地の豪農の田植えでは、毎年働く早乙女の数が一人増え、飯の時だけ元の数に減るが、山姥のせいとされる『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.90島根県邑南町 矢上