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佐久神社(山梨県甲府市上向山町)

さくじんじゃ湖の水を抜いて甲府盆地を造る際に、山の一端を蹴破って水を流した神を祀る(蹴裂伝説:地形の由来)祭神の向山土本毘古王は綏靖天皇の命を受けて国造(豪族)として甲斐に赴任、国を開拓したとされる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)...
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穴切大神社(山梨県甲府市)

あなぎりだいじんじゃ湖の水を抜いて甲府盆地を造る際に、山に穴を開けて水を流した神を祀る(蹴裂伝説:地形の由来)拝殿内にある烏の彫刻は左甚五郎作で、飛び回らないよう鎖で繋がれている(動く絵や像)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.4...
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一蓮寺の龍(山梨県甲府市)

いちれんじのりゅうかつて左甚五郎が彫った龍を正門に飾っていた寺で火事があった時、龍は半身が焼けてしまったが、本堂に火が移る前に水を吐き出して火を防いだ(建物を守る)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.42山梨県甲府市 太田町
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一蓮寺 手形傘(山梨県甲府市)

いちれんじ てがたがさ「雷の手形」として有名一蓮寺の朝比奈和尚が葬儀で読経していると、雷が落ちた雷は雲から手を伸ばして和尚を捕らえようとした(火車)が、逆に和尚の大力で引きずり下ろされ捕まえられた雷は詫びを入れて許されたが、字が書けないため...
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鎧塚(山梨県甲府市)

よろいづか江戸日本橋油町の質屋・美濃屋権兵衛の店で緋縅の鎧を質草で預かり、質流れとして売ったこの鎧が3度質草となったため、前日夢で見た甲斐善光寺を頼って(夢告)、供養の塚を建てて埋めた(物品供養)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p...
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甲斐善光寺 霊牛碑(山梨県甲府市)

かいぜんこうじ れいぎゅうひ延宝6年(1678年)、江戸芝牛町で飼われていた牛が飼い主の夢に出て、甲斐善光寺へ参らせて欲しいと頼んだ(夢告)しばらくして牛は自ら逃げ出して甲斐善光寺へ行き、7日間境内に滞在した後、江戸にに戻ってきた(人外の悟...
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甲斐善光寺 棟木(山梨県甲府市)

かいぜんこうじ むなぎ武田信玄が造営時に棟木(柱)に適した巨木を求め、高畑村にある柳の木を選び伐ることとなった隣村の娘のところに毎夜通っていた男があったが(異類婚姻譚)今夜限りで会えなくなると告げた男は柳の巨木の精霊であり、明日伐られて甲府...
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夢見山 夢見石(山梨県甲府市)

ゆめみやま ゆめみいし嫡男誕生の際、武田信虎(戦国大名)はこの山で宴を開いて昼寝をしていた生まれてくる子が曾我兄弟の弟・五郎であると夢で知らされたこと(夢告)から、夢見山の名が付いた(地名の由来)武田信玄が頂上にある石に腰掛けて(腰掛け石)...
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大泉寺(山梨県甲府市)

だいせんじ武田信虎(戦国大名)は嫡男誕生の直前に、曾我五郎(曾我兄弟)の生まれ変わりであると夢告された生まれてきた若君(後の武田信玄)は右手を固く握りしめて開けようとしなかった天桂和尚(名僧)は富士の裾野で曾我十郎の幽霊と会い、弟の転生聞き...
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酒折宮(山梨県甲府市)

さかおりみや日本武尊が東征の帰途、この地に滞在した時、御火焚の者と歌(和歌)のやりとりをしたこのことから連歌発祥の地とされる(起源伝説)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.37日本伝承大鑑:山梨県甲府市 酒折