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三十三間堂 夜泣泉・夜泣き地蔵(京都市東山区)

さんじゅうさんげんどう よなきせん・よなきじぞう三十三間堂の境内にある幼い時の二条天皇の夜泣きを封じたとされる湧水現在は地蔵に願を掛けることで夜泣きを防ぐ(子育の俗信)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.31京都市東山区 三十三間堂...
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三十三間堂 柳の棟木(京都市東山区)

さんじゅうさんげんどう やなぎのむなぎ三十三間堂の棟木(柱)にまつわる伝説柳の精霊であったお柳は、横曽根平太郎との間に緑丸という子をもうけた(異類婚姻譚)三十三間堂の棟木探しの話を聞いたお柳は、自らの運命を知って姿を消す切られた柳の木はびく...
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方広寺 梵鐘(京都市東山区)

ほうこうじ ぼんしょう【国家安康 君臣豊楽】の銘が大坂の陣の原因となる鐘の内部に白い斑点が見られ、それが淀君の幽霊と言われる『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.30京都市東山区 正面通大和大路東入茶屋町
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六波羅蜜寺 阿古屋塚(京都市東山区)

ろくはらみつじ あこやづか六波羅蜜寺にある供養塔平景清の愛人であった遊女の阿古屋は捕らえられ、景清の行方を詮議された琴・三味線・胡弓を弾かせてその音曲に乱れがないため、嘘はないと釈放された(阿古屋の琴責め)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川...
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六波羅蜜寺 鬘掛け地蔵(京都市東山区)

ろくはらみつじ かつらかけじぞう六波羅蜜寺に安置される地蔵母親の葬儀を出せずに困っていると、一人の僧が丁重に葬ってくれた母親の遺髪を布施としたが、その後寺に詣でると、仏像の左手に遺髪が握られていた(神仏霊験譚)『日本の伝説1 京都の伝説』(...
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六道珍皇寺 迎え鐘(京都市東山区)

ろくどうちんの(こ)うじ むかえがね六道珍皇寺の鐘慶俊僧都(名僧)が3年間土中埋めるよう言いつけた1年半ほどで掘り出したため、撞かずに鳴る鐘になりそこなった盂蘭盆供養の前にこの鐘を鳴らすと、精霊が迷わず戻ってこれる「六道参り」の盆行事『日本...
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幽霊子育飴(京都市東山区)

ゆうれいこそだてあめ毎日飴を買いに来る女の後をつけると、鳥辺野で消えた死んだ母親が幽霊となって、生まれた赤子のために飴(食物)を買っていた墓から見つかった赤子は高徳の僧となった(飴買い幽霊:怪談)「六道参り」の日のみ売られていたが、今は常設...
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五条大橋(京都市東山区)

ごじょうおおはし牛若丸(源義経)と弁慶が初めて遭遇し戦った橋現在の松原橋が、当時の五条大橋だった『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.26京都市東山区
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歌の中山(京都市東山区)

うたのなかやま清閑寺の僧侶・真燕が清水寺に通じる小径(参道)で美しい女人と出会う心を奪われ声を掛けた真燕に対して、女人を和歌で戒めた『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.25京都市東山区 清閑寺歌ノ中山町
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清水寺 清水の舞台(京都市東山区)

きよみずでら きよみずのぶたい清水寺の本堂(堂宇:懸崖造り)。ここから飛び降りる珍事がたびたび起こった子を落としたが、落葉の積もったところに落ちたので怪我がなかった追っ手から逃れるために、衝立を羽に見立てて飛び降りて着地できた蹴鞠の名人・藤...