先島諸島

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ティンダバナ イヌガン(沖縄県与那国町)

てぃんだばな いぬがん昔、島に貢納船が漂着して、女一人を含む人々が流れ着いた連れていた犬が男を一人ずつ噛み殺していき、ついに島には犬と女一人だけが暮らすようになった(異類婚姻譚)ある時、漁夫が漂着して女に一目惚れし、犬を殺して秘密の場所に埋...
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久部良割(沖縄県与那国町)

くぶらばり人頭税の負担を軽減するために行われた口減らし策海岸にある断層を妊婦に飛び越えさせることで、死亡させたり流産させたりした『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p.115沖縄県与那国町 与那国
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人舛田(沖縄県与那国町)

とぅんぐだ人頭税の負担を軽減するために行われた策成人男性に非常招集が掛かると、一町歩ほどの広さのの中に入らなければならない入れなかった者やたどり着けなかった者を処刑して人数を調節する『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p.115沖縄県与...
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ビッチュル御嶽(沖縄県竹富町)

びっちゅるわーヤマダブファーメという女傑が、沖縄本島へ行く時に、牛を石にくくりつけて安全を祈願した無事戻って来れたので、石を頭上に乗せてこの地に運び、恋人の守護のために御嶽を建てた祀られている石は、ビジュルという陽石とされる『日本の伝説2 ...
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野底マーペー(沖縄県石垣市)

のそこまーぺー黒島に住んでいたマーペーという娘は、強制移住によって野底村に住まわされ、恋人と離ればなれとなった(悲恋伝説)ある時、野底山に登って故郷の島を臨もうとしたが、一番高い山に視界を遮られて見ることが出来なかったあまりの悲しみのために...
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群星御嶽(沖縄県石垣市)

んにぶしおん村の娘が、中天と地上を行き来する霊火(怪火)を見るようになった霊火の降り立ったと思われる場所へ行くと、白米の粉で印が付けられていたため、そこに御嶽を建てた(創建伝説)「群星」は昴(星)のこと『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店...
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名蔵御嶽(沖縄県石垣市)

なぐらおん名蔵の地に3人の兄妹がおり、長兄は信仰心がなく、神が降りた妹の言を信用しなかった神の怒りにより長兄は死に瀕し(罰を与える)、妹を殺して、自分もそのまま死んでしまった残された次兄が、この神を御嶽に祀って信仰するよう広めたとされる(創...
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サンアイイソバの碑(沖縄県与那国町)

さんあいいそばのひ与那国島の頭目として島全体を治めた(琉球の名族)身長8尺の巨体で怪力の女傑であったとされる(怪力伝説)『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p.107沖縄県与那国町 与那国(ティンダバナ内)
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オヤケアカハチの碑(沖縄県石垣市)

おやけあかはちのひ石垣島の頭目(琉球の名族)として首里王府に対して反旗を翻したが戦死した(戦乱)『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p.106沖縄県石垣市 大浜
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▲鷹塚(沖縄県多良間村)

たかづか水納島に一人の大和人(百合若大臣)が漂流してきた小さな袋を羽に付けた愛鷹が飛来してきて、男は血文字で袋に「筆」「硯」と書いて飛ばした足に筆と硯を付けて鷹は戻ってきたが、力尽きて死んでしまったという(現在、水納島には1世帯だけが住んで...