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一之宮貫前神社(群馬県富岡市)

いちのみやぬきさきじんじゃ抜鉾大明神(その他の神々)はインドの長者の娘で、鉾(武具)を抜き船に乗って笹岡山(荒船山)に飛来したあるいはインドの阿育王(アショカ王)の姫宮(姫君)であるとされる(来訪神)上野国の一之宮はかつて赤城神社であったが...
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蛇宮神社 龍の爪かき石(群馬県富岡市)

じゃぐうじんじゃ りゅうのつめかきいし鏑川に棲み着いた白蛇が龍となって昇天する際に、後ろ脚で蹴った痕が残る石その後、神として祀って欲しいと慈眼法師に夢告して祀られるようになった(創建伝説)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.125...
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稲含神社(群馬県甘楽町秋畑)

いなふくみじんじゃ祭神の豊稲田姫(その他の神々)はインドから来た神(来訪神)で、口に種を含んで稲を日本に伝来させたその秘密を守るため、かつて氏子は稲作をおこなわなかった(禁忌:作物の俗信)榛名神とはインドから来た姉妹であったが仲違いをしたた...
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与一八幡社(群馬県甘楽町)

よいちはちまんしゃ那須与一が幼少時に滞在した土地とされ、与一を祀る神社が建てられた祠のある一帯は那須与一自身あるいは兄の所領と言われ、現在も“那須”の地名が残る(地名の由来)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.123群馬県甘楽町 ...
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宝積寺 お菊の墓(群馬県甘楽町)

ほうしゃくじ おきくのはか国峰城主・小幡信貞(戦国武将)の侍女であったお菊は、美貌を妬まれて陰謀によって蛇責めにあって殺された(嫉妬猜疑)その後、お菊は小幡家に祟り続けたとされ、皿屋敷怪談の原型ともされる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川...
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宝積寺 天狗の腹切り岩(群馬県甘楽町)

ほうしゃくじ てんぐのはらきりいわ小幡家の内紛の折、この寺でも戦闘(戦国の戦い)があり、巖空坊覚禅という巨体の僧侶が応戦した多勢に無勢となった時に覚禅はこの石(名石)の上で切腹して果てたことから名が付いた(怪力伝説)『日本の伝説27 上州の...
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常行院 観音堂(群馬県高崎市)

じょうぎょういん かんのんどう通称・袂観音信州伊那の長者の娘が、尼僧になろうと決めて17才の折に家出した両親がこの地で追いつき、引き戻そうとすると娘の着物(衣類)の片袖がちぎれた袂は宙を舞って寺に入り、娘の姿も消えたため、両親は諦めて帰郷し...
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仁叟寺 大榧(群馬県高崎市)

じんそうじ おおかや天狗の宿り木と言われる榧の木で、多くの天狗が通り道として上空を行き来した天狗との約束で火伏せ(火除け)の御札を寺が出すようになった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.121群馬県高崎市 吉井町神保
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地勝寺 猫地蔵(群馬県高崎市)

じしょうじ ねこじぞう本尊の地蔵菩薩は、永禄4年(1561年)の洪水の時、猫と共に上流から流れてきた(創建伝説)鼠除け、蚕の守り仏として信仰される『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.120群馬県高崎市 吉井町小串
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山名八幡宮 太刀割石(群馬県高崎市)

やまなはちまんぐう たちわりいし果たし合いをおこなうことになった馬庭念流の樋口定次(剣豪)は三日三晩参籠した満願の日に社前の大石を木刀で打ち割った(切断した石)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.119群馬県高崎市 山名町