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蓮華寺 絵島の墓(長野県伊那市)

れんげじ えじまのはか蓮華寺の境内にある、大奥御年寄だった絵島の墓所絵島生島事件(醜聞)で罪を得た絵島は高遠に幽閉され、生涯を終えた『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.212日本伝承大鑑 長野県伊那市 高遠町長藤
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真菰ヶ池跡(長野県伊那市)

まこもがいけあと真菰ヶ池の近くに住んでいた武田の落ち武者が、池で雄のおしどりを射たが、引き寄せると首がなかった1年後、真菰ヶ池で雌のおしどりを射たが、その羽の下にはつがいの雄の首があった夫婦の情愛を知った武士は出家して、池のほとりに寺を建て...
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火ともし山(長野県岡谷市)

ひともしやま恋仲だった男が諏訪湖の西へ引っ越したが、男は毎晩山で火をともすことを約束した女は酒の入った筒を持ったまま、灯火を頼りに諏訪湖の反対側から走って男に会いに来た酒の入った筒が熱くなるほど毎夜走ったが、さらに我慢できず遂に湖を泳いで渡...
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犬神様(長野県飯田市)

いぬがみさま犬と共に山で一夜を明かした猟師が、やかましく吠える犬の首を刎ねた首は宙を舞って、隠れていた大蛇に噛みつき、猟師は難を逃れた(忠犬伝説)この犬を祀った祠がある『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.115長野県飯田市 南信濃和...
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釣鐘淵(長野県天龍村)

つりがねぶち天竜川と遠山川の合流地点にある淵この淵から鐘が引き上げられ、寺に納められた(沈鐘伝説)日照りで作物が枯れそうになる頃、この鐘を淵に沈めると必ず雨が降るという(祈雨)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.114長野県天龍村 ...
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帚木(長野県阿智村)

ははきぎ遠くから見ると分かるが、近くに寄るとどの木なのかが分からないとされる伝説の木(木本)歌枕とされ、「有るようで無いもの」のたとえとして使われる炭焼き長者の許に嫁いだ姫君が、母恋しさに木の姿を見誤ったことから「帚木(ははきぎ)」の名が付...
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朝日松(長野県阿智村)

あさひまつ炭焼きの吉次(炭焼き長者・伏屋長者)が没落する際に、根元に金の鶏を埋めたとされる松の木(財宝伝説)元旦の朝に根元に行くと鶏の声が聞こえるという園原の人はこの伝説により鶏を飼わないという(生活の俗信)『日本の伝説3 信州の伝説』(角...
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姿見の池(長野県阿智村)

すがたみのいけ炭焼きの吉次(長者)の許へ嫁いだ姫君が化粧のために使っていた池(炭焼き長者)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.113長野県阿智村 智里園原
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伏屋長者屋敷跡(長野県阿智村)

ふせやちょうじゃやしきあと炭焼きをしていた喜藤治(吉次)が神坂神社に奉納した炭が黄金となり、長者となったとされる屋敷跡(炭焼き長者)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.112長野県阿智村 智里園原
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駒繋ぎの桜(長野県阿智村)

こまつなぎのさくら幹周り4m、樹高20m、樹齢約400年のエドヒガンザクラ(桜)の木奥州へ落ち延びる途中の源義経が、馬をつないだとされる木『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.112長野県阿智村 智里園原