内房

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高宕山 鉄釜(千葉県富津市)

たかごやま てつがま山頂にある鉄釜は、源頼朝がこの山で武運長久を祈願した時に煮炊きをした釜(鍋釜)と言われる釜の中にたまった水を、途中で休むことなく持ち帰って田に注ぐと雨が降るとされる(祈雨)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.69...
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姥石(千葉県富津市)

うばいし女の巨人がこの地に暮らしていたが、飲み水のことで沼の主と喧嘩をした心細くなった巨人は、相手の男を求めてこの地を去ったが、その時に落とした石臼と言われる八角形に加工された石であるため、関所の礎石との説もある『日本の伝説6 房総の伝説』...
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内裏塚古墳(千葉県富津市)

だいりづかこふん千葉県最大の前方後円墳(古墳)『万葉集』に高橋虫麻呂が詠んだ“末の珠名(伝承の女性)”の墓所と伝えられた『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.67千葉県富津市 二間塚
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鬼泪山(千葉県富津市)

きなだやま日本武尊が鬼(阿久留王)を退治した時、鬼が涙を流して謝ったことから名付けられた(化け物退治:地名の由来)62歳になるとこの山に捨てられる慣習があった(姨捨伝説)父親を籠に乗せて山に捨て、天秤棒を持って帰ろうとする息子に「天秤棒を持...
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白鳥神社(千葉県君津市)

しらとりじんじゃ日本武尊は鹿野山で阿久留王を倒し、さらに東征を続けた東征からの帰国途中に尊は亡くなり、その魂が白鳥となって鹿野山に飛んできたので社を建てたとされる(創建伝説)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.65千葉県君津市 鹿野...
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神野寺(千葉県君津市)

じんやじ日本武尊がこの一帯で阿久留王と戦ったが、諸神が現れて加勢したとされる聖徳太子は上の縁起を知ってこの地に建立したのが神野寺であり、関東一の古刹と言われる(創建伝説)造営の際に多くの鹿が手伝いに現れたことから、この一帯は鹿野山と呼ばれる...
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貞元親王墓(千葉県君津市)

ていげんしんのうはか清和天皇の第3皇子であった貞元親王は故あって上総国へ行き、ここで亡くなったとされる(陵墓)現在でもこの地域は貞元という地名である(地名の由来)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.64千葉県君津市 貞元
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鐘ヶ淵(千葉県君津市)

かねがふち里見氏と北条氏の戦い(戦国の戦い)の際に、九十九坊という大寺院が焼かれたが、梵鐘だけが沈められた(沈鐘伝説)念仏を唱えると底から水が湧き上がる(湧水)と言われる池の鮒や鯉を捕ると木の葉になり、鰻を捕ると蛇になるという『日本の伝説6...
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亀山神社(千葉県君津市)

かめやまじんじゃ日本武尊は東征により夷を平らげ、村人を慰撫したことから、祭神として祀られるようになった阿久留王(鬼)の手下がこの地に逃れたが食べ物がなく、飢え死にして怨霊となって人の住めない場所にした怨霊は不動明王の力によって退治され、不動...
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十二所神社(千葉県木更津市)

じゅうにしょじんじゃこの地に逃れてきた弘文天皇に付き従って仕えていた女官12人が、天皇の死を知って自害したので、それを祀ったとされる神社『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.63千葉県木更津市 下郡