ふこうじ びしゃもんどう
- 坂上田村麻呂が蝦夷征伐の途上、戦勝祈願に建てた古刹
- 按摩(座頭)が、毘沙門堂の僧の身体を揉んで、その骨格からその正体が山猫であることを知って、事実を伝えて死んだ
- 多くの村人が山狩りをしたが見つからなかったため、毘沙門堂で押し合いをして気勢を上げた
- 毘沙門堂(堂宇)の屋根裏に逃げ隠れていた山猫は逃げようとしたが、結局人々の足元で踏みつぶされた(化け物退治)
- この出来事を再現したのが裸押合大祭の奇祭(祭礼)である
- 左甚五郎が作った猫面がかつて玩具として売られ、猫の顔を描いた瓦が長年屋根に置かれていた(現在は庭にある)
『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.54
新潟県南魚沼市 浦佐