小埼沼(埼玉県行田市)

行田春日部

おさきぬま

  • ある夫婦が幼子を連れて、近くで畑仕事をしていると、急に子の姿が見えなくなった
  • おさきという母親が必死で探したところ、池に我が子の姿が映っており、思わず飛び込んだ
  • 実際は大鷲に捕らえられ樹上にあった子の影が映っただけであり、おさきはそのまま池に沈んだ
  • おさきは生まれつき片目であったため、周囲の葦は片葉となり、生き物は全て片目となった(片目の魚)
  • 昔この地は酷い旱魃に襲われ、おさき姫は自ら龍神の人身御供になる決心をして池に入水した
  • 直後に雨が降り、人々はおさき姫を豊穣の神と崇め、稲荷神社を建てて祀り、池を“こさき沼”と呼んだ(地名の由来)

『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.96
http://gyouda2012.cocolog-nifty.com/blog/files/m51.pdf

埼玉県行田市 埼玉

タイトルとURLをコピーしました