おうむせき
- 郡司の渥美太夫国重(地方豪族)は狩りの途中で美しい娘を見つけて妻とし、玉栄という子を授かった
- 賊が屋敷に押し入った時、妻は大蛇の正体を見せてしまい、それを恥じて玉栄に笛を形見として残して去った(異類婚姻譚)
- 玉栄には許嫁があったが、この一件で疎遠となり、それを悲観した玉栄は笛を抱き岩から身を投げた(悲恋伝説)
- その岩は玉栄の怨念で全ての音をこだまするようになったが(喋る石)、笛(楽器)の音だけは反響しない
『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.200
日本伝承大鑑:https://japanmystery.com/aiti/oumu.html
愛知県田原市 伊川津町鸚鵡石
