▲やすら姫の塚(愛知県新城市)

東三河

やすらひめのつか

  • 長篠の戦いの時に敗れた武田方の武将の姫を祀る塚とされる
  • 毎夕近隣の家に杵と篩(農具)を借りる娘があり、夜ごと杵の音もするため、後を付けてみると塚の前で姿を消した
  • 塚を掘ると赤い甕が見つかり、中には人骨が詰まっていたが、蓋を開けると同時に蝶になって飛び立った
  • その夜の夢枕に、塚を祀れば村が繁栄し、粗末にすると障りがあると姫からお告げがあった(夢告)
  • 塚に足を入れると祟りがあるが、隣にあった舞台で狂言をする日(祭礼)だけは土足で塚を踏んでも何事もなかった

『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.234

愛知県新城市 長篠

タイトルとURLをコピーしました