きじなわてひ
- 長柄橋の人柱となった巌氏(長柄の人柱碑)の娘は、河内禁野の長者の嫁となったが、ひと言も言葉を発しない
- そのため離縁となったが、送られる途中で雉が撃たれるのを見て、和歌を一首詠んだ
- 「ものいわじ 父は長柄の 橋柱 雉も鳴かずば 射られざらまし」の歌で、嫁の真意を知った夫は家に連れ帰った
- 撃った雉を埋めた場所が雉子畷と呼ばれ(石碑)、「雉も鳴かずば撃たれまい」の教訓譚となった
『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.14
日本伝承大鑑:https://japanmystery.com/osaka/kijinawate.html
大阪府吹田市 垂水町
