ばんりゅうきょう
- 領主の小笠原長親(南北朝の武将)は、家臣の玄太夫宗利の戦功から褒美に側室を与えて本妻とさせた
- 数年後本妻は病により醜女となり、玄太夫は一人の女中に心を寄せるようになった
- 嫉妬(嫉妬猜疑)した本妻は、3人で峡谷(渓谷峡谷)へ遊山へ行き、明鏡台から女中を突き落としたが、2人とも滝下へ転落した
- 2人の毛髪は途中の松の木に絡んで抜け落ち、そのまま2匹の龍に化身した(変身譚)
- それを見た玄太夫は自害し、滝の明神勧請の折、3人を祀った
『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.87
島根県美郷町 村之郷
