みずまでら おなつ・せいじゅうろうのはか
- 勅使の随身として赴いた山名清十郎(廷臣)と、その饗応に駆り出された村娘のお夏は互いに一目惚れした
- お夏は再会を愛染堂に祈願し、そのうち南北朝の戦いとなり、渡辺橋の戦いの後に清十郎は追われる身となった
- お夏は神仏の加護によって住吉で清十郎と巡り会い、水間に戻って終生を共にした(恋の伝説)
- 好色な施福寺座主の接待に呼ばれたお夏は、翌日許嫁の清十郎と共に川で溺死しており、その遺骸を水間寺の僧が葬った(悲恋伝説)
『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.56
大阪府貝塚市 水間
