蟹淵(石川県能美市)

加賀

がんぶち

  • 下流の村の者が淵に雨乞いに来て、さらに鍬で水戸口を開いたところ、大蟹が襲ってきた
  • 村人の一人が鍬で蟹の足に傷を負わせ、蟹は「上流の村さえなければ、下流の村を押し流したのに」と言って消えた
  • その後、村の者が温泉に湯治に行き、足に傷を持つ侍と懇意になった
  • 翌日2人で帰路に着いたが、途中で侍は消え、上流の村で同じ姿の侍が「1000年前から淵に棲む者」と名乗っていた

『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.52

石川県能美市 鍋谷町

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