とがしのうまづか
- 雪の中で道に迷った富樫三郎(武人)は、乗っていた愛馬が口にくわえて持ってきた餅(食品食材)で命拾いした(動物報恩譚)
- 翌朝の帰途で、馬が菅生石部神社の前で止まって動かなくなり、怒った三郎はついに馬を斬り殺した
- 目の前にあった家に入ると、男が獣に噛み殺され、餅が散乱していた
- 昨夜愛馬が男を殺して餅を奪ったが、神社門前での殺生に馬が畏れ、罪を償ったと悟り、塚を造った(因果応報譚)
『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.73
日本伝承大鑑:https://japanmystery.com/isikawa/togasi.html
石川県加賀市 大聖寺天神下町
