むなぎりざか むなぎりじぞう
- 堺の長者の娘が紀州へ嫁ぐため、輿に乗ってこの坂に差し掛かった時、新郎の急死が伝えられた
- 娘は決して実家へ戻らぬ決心であったため、この場で胸を懐剣で刺して自害した(子女受難)
- このためこの坂を胸切坂と呼ぶようになった(地名の由来)
- その後、この場所で人死にが多発したため祟りを怖れて地蔵を建立した
- ある長者の娘は、貧しい若者と恋に落ちるが、親の決めた結婚を強いられた
- 輿入れの当日、坂に差し掛かった時に、娘は輿の中で自らの胸を懐剣で刺して自害した(悲恋伝説)
『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.84
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大阪府河内長野市 上田町