笠森寺(千葉県長南町)

外房

かさもりでら

  • 通称は笠森観音
  • 冷泉天皇の皇子・五の宮(親王)が上総の太守となり下向、その地で臣下の蔵人清光の妹・少将の君と恋仲になる
  • 五の宮は京に戻ったが便りもなく、やがて少将の君は女児を産んで亡くなった
  • 日が経って、後一条天皇の后が亡くなったことより、全国の美女から后を選ぶこととなり、少将の君の娘も加わった
  • 娘は、亡くなった後一条天皇の后と瓜二つだったために后に選ばれ、兄らと共に京に上った(玉の輿)
  • その後娘は「桐壺の女御」と呼ばれ、後一条天皇に頼んで、信仰していた観音像を祀る笠森寺を建てた(創建伝説)

『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.78

千葉県長南町 笠森

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