こうさいじ きめん
- 鬼来迎(宗教劇)に使われる鬼面で、広済寺が開山した直後に天から降ってきた
- 一方、鬼と遭遇した僧・石屋の噂を聞いてきた運慶(仏師)が、話を元に作ったとも
- この面を見に来た重臣の妻が、子供が怖がるために、青鬼の面を被ったところ離れなくなった
- やがて妻は本物の鬼女となり、生き埋めにされた
- 仲の悪い嫁姑がいたが、嫁が青鬼の面を被って姑を脅かしたところ、面が取れなくなった
- 耳を切って剥がそうとしたが出来ず、嫁はそのまま生き埋めにされた(因果応報譚)
『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.50
千葉県横芝光町 虫生