うつぼ舟

鹿児島霧島

蛭児神社 なげきの森(鹿児島県霧島市)

ひるこじんじゃ なげきのもり伊弉諾神と伊弉冉神の間に生まれた蛭児は3年経っても足が立たないため、舟に乗せて流した(貴種流離譚)この地に漂着したうつぼ舟から楠の木が生えて大木となり、叢林となった『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p....
大阪

鵺塚(大阪府大阪市都島区)

ぬえづか京の都で源頼政によって退治された鵺の死骸は、うつろ舟(うつぼ舟)に乗せられて川に流れたとされる鵺の死骸が流れ着いた場所に造られたのが鵺塚とされる明治になって塚を取り壊そうとしたところ、鵺の怨霊が祟りをなしたので、改修して残したこの塚...
西讃

一方宮(香川県観音寺市)

いっぽうぐう大野原の海岸に櫃(うつぼ舟)が流れてきて、中に小さな子供が入っていたため、三嶋神社に神として祀った(貴種流離譚)この子供は木花咲耶姫命の産んだ双子(双生児)の片方であった安産の神で、社殿下の石を1つもらって帰り、安産となると2つ...
東讃

水主神社(香川県東かがわ市)

みずしじんじゃ祭神の倭迹迹日百襲姫命は、大和の地を避けて、うつぼ舟でこの地に漂着したとされる(貴種流離譚)姫命が足を水に浸していた時に鯰に咬まれたため、この地には鯰が棲んでいないとされる(動物の俗信)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)...