その他の神々

東予

瓶ヶ森(愛媛県西条市)

かめがもり石鎚山の神(その他の神々)のところへ安芸宮島の女神(宗像三女神)がやって来たので、天真名井の水でもてなした女神は大いに喜び再訪を希望したので、石鎚山の神は近くのなだらかな山の頂上に瓶(酒器)を置いて水を溜めたこの湧水を瓶壺と呼び、...
吉野

転法輪寺 狩場大明神(奈良県五條市)

てんぽうりんじ かりばだいみょうじん遣唐使の帰りに投げた三鈷杵(金剛杵)の行方を追った空海がこの地で猟師と出会い、落ちた場所へ案内してもらった猟師は白と黒の2匹の犬を先導させて高野山へ空海を導き、自ら狩場大明神(その他の神々)を名乗った空海...
生駒葛城

龍田神社(奈良県斑鳩町)

たつたじんじゃ法隆寺建立の地を探していた聖徳太子が、龍田大明神(その他の神々)が化身した翁に斑鳩の地を勧められたその言に従って法隆寺が建立され、龍田神社を鎮守社として祀った(創建伝説)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.100奈良...
奈良宇陀

東大寺 閼伽井屋(奈良県奈良市)

とうだいじ あかいや実忠和尚(名僧)が二月堂の修二会の際に全国の神を勧請したが、若狭国の遠敷明神(その他の神々)だけ遅参したそのため遠敷明神は、遠敷川から水を送り、二月堂下に湧水を出現させた井戸は“若狭井”と呼ばれ、この水は「お水取り」行事...
奈良宇陀

榎本神社(奈良県奈良市)

えのもとじんじゃ春日大社楼門の回廊部分にある摂社で、春日明神が来る前からの土地神(その他の神々)耳が悪く、「山を3尺借りたい」と言われて承諾し、山全体を深さ3尺まで取られた(神仏の失態)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.14奈良...
西毛

一之宮貫前神社(群馬県富岡市)

いちのみやぬきさきじんじゃ抜鉾大明神(その他の神々)はインドの長者の娘で、鉾(武具)を抜き船に乗って笹岡山(荒船山)に飛来したあるいはインドの阿育王(アショカ王)の姫宮(姫君)であるとされる(来訪神)上野国の一之宮はかつて赤城神社であったが...
西毛

稲含神社(群馬県甘楽町秋畑)

いなふくみじんじゃ祭神の豊稲田姫(その他の神々)はインドから来た神(来訪神)で、口に種を含んで稲を日本に伝来させたその秘密を守るため、かつて氏子は稲作をおこなわなかった(禁忌:作物の俗信)榛名神とはインドから来た姉妹であったが仲違いをしたた...
中毛

ヤセオネ峠(群馬県渋川市)

やせおねとうげ榛名富士と榛名湖の領有権を争って、榛名の神と伊香保の神(その他の神々)が戦った先に山頂に登った榛名の神が勝ち、敗れた伊香保の神は帰る途中の峠で息を引き取った『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.105群馬県渋川市 伊香...
中毛

水澤寺(群馬県渋川市)

みずさわでら光仁天皇の時代、国司の柏階知隆が巻き狩りで鹿を追い、水澤寺で打ち取った(禁を犯す)村人が鹿を奪って埋めたため、知隆は水澤寺を全て燃やしてしまった知隆は流罪となったが、蹴鞠の最中伊香保の神(その他の神々)が捕まえ、榛名湖そばの室に...
北毛

老神温泉(群馬県沼田市)

おいがみおんせん日光の神と戦って敗れた赤城の神(その他の神々)が傷ついて退却した時、弓で岩を突いて湧出した温泉傷が癒えた赤城の神は再び日光の神と戦って、追い返して勝利した(地名の由来)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.66群馬県...